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■2003.12.31
高倉まで頼んであったお餅と玄米を取りに出かけた。君津で魚介類を少し調達し、午後からお正月料理を作る。暖かいので、明るいうちに部屋の窓拭きを完了させた。ぼろ布をたくさん用意して、次々と替えていく。住居用洗剤でかなりきれいになった。北側の窓も気になっていたので、お風呂用の長いブラシに布を巻いて手を伸ばして拭き取る。窓がきれいになると部屋からの景色が変わって見えるようだ。夕方から、黒豆を煮て、焼豚、エビとホタテのマリネ、春雨サラダ、イカの塩辛、牡蠣のオイル漬、ミニハンバークを作る。正月だからといって、特別
なことはしないが、お重に詰めると格調高くなる。ミレニアムチーズケーキを食後にいただく。手間はかかるが本当に美味。紅白も見ずにNYCの放送を聴いて過ごす。
■2003.12.30
さすがに電車が空いている。いつもより遅く出て、そう変わらぬ時間に到着する。年内にすべての課題を完了させ、資料も送った。午後、レポートをまとめ、二時過ぎに帰宅する。ナショナルマーケットでパンとチーズを調達し、日比谷のJALショップを覗いてみる。年の瀬の慌ただしさが感じられない。京葉線で海を見ながら帰ってきた。こちらは休日運転のため、各駅停車はすべて海浜幕張停まりである舞浜でずらりと並んだ車をみて、TDRは今も健在だと実感する。年の終わりに仕事を終えて、今年もよい年だったと思えるのは嬉しいことだ。たくさんの出会いがあって、人々に助けられた一年だった気がする。夜、普通
の食事に飽きて、魚介類のスパゲティにする。栗を熱湯に一時間浸けて、栗の皮を剥き、クチナシとざらめで煮る。最後にブランディーを大さじ半分入れて栗の甘露煮を作った。見かけは悪いが味はマロングラッセのようだ。
■2003.12.29
朝、高砂で荷物を渡し、そのまま京成に乗り、東銀座乗換え広尾で会社に向かう。さすがにどこも空いている。午前中にレポートを作り、午後、書類の整理を始めた。一年経つと情報は古くなっていらなくなる。帰りに品川経由で東京に向かう。品川駅構内でJR東海のみどりの窓口を苦労して探したら、東京駅にもあった。京都行きの切符を買い、行きの席を予約する。八重洲ブックセンターで頼んであった本を引き取りに行く。熱串彦神社や二宮神社の話が出てきて、わくわくする。司馬遼太郎さんはどうして宮司を訪ねなかったのだろうか。そういえば、稲刈りの人を掴まえて、あちこち探し回った。観光タクシーの親切な運転手がいたから、すぐに分かったことなのかもしれない。佐渡のことを本にしたいと思った。
■2003.12.28
今日も晴天。暮れの大掃除の前に、猫二匹を洗うことにする。まず隅々まで掃除し、日射しの暖かな部屋を確保する。久しぶりに洗うので、始めは鳴いていたが、湯舟に浸かるのは気持ちがよいらしくどちらもおとなしい。ELPを聴きながら衣類の整理をし、秋物を全部しまった。お餅があるので、小豆を煮てお汁粉を作る。倉庫の靴箱を片付け、新しく棚を追加する。日頃できないことをするのが年の暮れ。その割にはゆったりとしている。鰯のつみれ汁を作り、ハンバークを焼く。本を読む時間はないが、机に溜まった書類は整理した。30日まで会社があるので、この週末は中休みという感じだ。明日は会社でもお片付けである。
■2003.12.27
目が醒めたら、車の屋根にうっすらと雪が積もっていた。正月用の野菜を求めて、君津、木更津まで出かける。どこも大勢の人が集まっていた。お餅を一部買って、お正月用を注文する。立派な大根をブリ大根にした。食材があると、料理が楽しい。洋梨の缶
詰めを開けて、チーズケーキに載せて焼く。夜にココアケーキも焼いた。二時すぎに思い出して、図書館に行く。今日で年内の貸し出し終了なので、お正月用の本を借りてくる。【間主観性と公共性 ニック・クロスリー】、【村の遊び日
古川 貞雄】、 【帝都東京の近代政治史 櫻井 良樹】、【声の神話 真下 厚】、【D.
H. ロレンスとモダニズムの作家たち 鈴木 俊次】、【マリア・カラスという生きかた アン・エドワーズ】、【メディア・プラクティス 水越 伸】、【カントと形而上学の問題 ハイデッガー全集 第3巻】、【骨董市に行こう 淡行社】を借りてくる。いよいよ巣篭もりの準備ができた。夕食に浅蜊のトマトスープを作り、マカロニの上にスープをかけていただく。イタリアの庶民の味だ。大根サラダには缶
詰めのホタテと自家製乾燥パセリを載せ、マヨネーズで和える。ドイツワインも開けてオードブル感覚で楽しむ。最後はお餅を焼いてきな粉を付ける。暮れだというのに、こんなにのんびりしていていいのだろうか。
■2003.12.26
会社の仲間は今日が仕事納めのようで、嬉々としていた。京都行きの資料を少し集める。課題をひとつ完成させ、郵送にしたが、窓口は空いているのだろうか。午後に打合わせがひとつ。依頼もあるが、こちらは来年に回すことにした。夕方、少し風が出てきて、天気の変わる予感がする。バスで乃木坂まで出て、千代田線経由祖師谷で女ともだちとお食事会。西麻布の交差点までぼんやりと外を眺めていた。祖師谷には美味しい店がたくさんあるようで、楽しみが増えた。ワインをいただき、ほろ酔い加減で帰ってくる。千葉に着いたら、雨が降っていたらしい。道路が少し濡れていた。夜半、かなりの雨が降り、雪に変わった。
■2003.12.25
午後に打ち合わせがひとつ。懐かしい人と話をした。出会いの不思議さ、そして自分を理解してくれる人がいるというのは嬉しいものだ。幸福な時代を分け合った者同志は、しばらく会わなくてもまた、気持ちが伝わるものらしい。夕方、広尾経由で帰り、ナショナルマーケットでチーズとクッキーとパンを暢達する。先日、ミレニアムチーズケーキを焼こうとしたら、生クリームまで用意してあったのに、バタークッキーが無くて断念したのだ。週末は、再度挑戦してみよう。京葉線の東京フォーラム口にはミレナリオが灯っていて大勢の人が出ていた。ここは一点だけの点灯だが、ほんわかと美しい。カメラ付きの携帯で写
している人が目立った。
■2003.12.24
暖かなクリスマスイブだ。夕方の会議が延びて、不本意ながら品川経由で帰る。イブのせいか電車は空いていた。持っていた本を少し読んで、後は眠って過ごす。家族揃って夕食を取り、お手製のケーキをいただく。京都の町家について貴重な情報を貰い、すぐに宿を変更した。新しいところは、円山公園内にあって、仮設の能舞台を持っている。今年は能舞台に係わることが多い一年だった。
■2003.12.23
今日も快晴。さすが天皇誕生日だ。午後、友だちと待ち合わせて原宿に出かける。竹下通
りを歩くのは何年ぶりか。すれ違う人が個性的な人ばかりなのに、みんな同じに見える。ここは普通
のビジネススーツで地味に決めたらかえって目立つのかもしれない。知合いがピアノやギター、チェロなどの生演奏に合わせて、即興でペイントするのを観た。これが何が描かれるのかわくわくする。まるで書き手だけが犯人のわかっている推理小説を読むように、絵が完成するまでどきどきしながら待つ。生の音楽のよさは十分わかっているが、それにペイントが加わると、楽しさが倍増する。幸せなクリスマス前夜を過ごして戻る。
■2003.12.22
お天気もよいので少し遠出して東麻布で昼食会。六本木ヒルズができてから麻布十番は賑わっているようだ。午後、新しいやり方でレポートを作成し、手順書を残す。最近、知り合いと再会する機会が多いが、今週もまたひとり何年かぶりでオフィスにやってくるという。年の瀬は、懐かしい人と会いたい時期だ。新しい年を迎える前に確認したいことがいくつかある。お正月の歌舞伎のチケットをファミリーマートで発券する。これも新しい試みだ。夜、生クリームを泡立ててココアケーキを焼く。卵三個をまず卵白だけ泡立て、つぎに卵黄を混ぜる。砂糖大さじ5、ブランディ大さじ1、そこに別
に泡立てた生クリーム250ml を加え混ぜる。篩ったホットケーキミックスを100g、滑らかにまぜ、最後にココアを振る。これをクッキングシートに移し、250wで20から30分焼き、竹串を差して付くようだったら、500wにして5分焼く。中がまだ焼けていなければ、250wでさらに10分焼く。温かくても食べられるが、一日置いて冷やしていただくと美味。
■2003.12.21
今日は快晴。幕張までお買い物に出かける。幕張本郷からメッセまでのシャトルバスが出ていたので便乗した。運転できそうな道ばかりだ。ガーデンウォークは、こじんまりとしていて、買い物も楽しい。昼過ぎに家に戻り、いただいたルコラを千切って、トマトとキュウリのイタリアンサラダを作る。頼んであった椅子が二脚届いていた。お正月には親戚
が来るので、これで全員座れるだろう。家の中はぽかぽかと暖かい。暮れも近いので、部屋の掃除を始める。家の中がきれいになると、楽しくなる。
■2003.12.20
朝、千倉経由で館山に向かう。君津を過ぎた辺りから雨雲に覆われ、千倉の八百屋さんで大粒の霙が降る。南房総で雪が積もっているのを見るのも不思議な感じ。集約的に買い物をして、野菜を調達する。頼んであった五枚組の麻の葉模様の座布団を引き取りに行く。座布団は結構かさ張るので、苦労して戸棚にしまう。早めに帰ってきたのに、大根や白菜を片付けていたらすぐに夜になってしまった。北風が強く吹いてとても寒い。溜まっていた新聞をまとめて読み、土曜日だと気づく。新鮮なイカが手に入ったので、イカの塩辛を作ることにした。
■2003.12.19
午前中に打ち合わせがひとつ、昼頃会社に戻ってくる。午後は打ち合わせがひとつ、会合がひとつ。切れ切れの時間の中で報告書をまとめたり、ファイルの修正したりして過ごす。佐渡でなんども虹を見たことを思い出した。今年のクリスマスは、いまひとつ盛り上がっていない。夜の盛り場を詳しくしらないが、イルミネーションには感動しない。そんなところに費用をかける前に本当に必要なものがあるのではないか。三越本店では、朝九時すぎから地下鉄通
路に面したショーウインドの入れ替えをしていた。通路には白いマネキンの胴体が二体、無造作に並べられていて、かなり怖い。何ごとかと思うと、商品の陳列作業中につき、お見苦しい点をお許しくださいというプレートが下がっていた。夕方、そごうで食料を調達。デパートの地下で買い物をするのはそれなりに楽しい。イカそうめんと、ホタテの刺身をいただく。
■2003.12.18
午前中に宿題の書類を提出し、午後は東麻布で打ち合わせ。麻布十番を昼間歩くとなかなか楽しい。冬の夜の町よりも、まだ明るさが残っている時間が好き。豆源では試食してレジに並ぶようになっているが、あまりに列が長いので次回にする。町の中にとりわけ目的はないが、歩いている人がたくさんいて、それが賑やかさを醸し出している。人形町とよく似ているが、こちらのほうが迷宮度が高い。結局、サンモリッツでパンを買って、千葉まで輸送した。頂いたオリーブペーストを塗って、トマトと生ハムを載せただけだが本格的な味がする。鳥の皮で出汁をとり、キャベツと春雨のスープを作る。冬の夜は長い。あと一日で週末だ。
■2003.12.17
年内に会いたい人がいて、結局今週しかないことに気づく。慌てて約束をいれたので、毎日出かけることになってしまった。朝の寒さに身が引き締まるような気がする。冬は基本的に好きだ。有栖川公園では黄色の銀杏の落ち葉が一面
に散らばっていてすてき。早起きしている人が大勢いる。道路を掃く人と挨拶し、マンションの管理人さんにはいってらっしゃいと言われる。なんとなく南麻布の住人風に暮らしている。午後、発表会がひとつ、待っていたFAX
を受け取り、資料を作る。年内にすませなければならなことがたくさんあって、最後までバタバタしそうだ。もっと穏やかな暮らしがしたい。原宿で行なわれる火曜日のライブを予約した。こちらは知合いがゲストで出るので楽しみである。
■2003.12.16
午前中に報告書作成に専念し、レポートをまとめ、午後、青山一丁目まで出かける。受け付けでASIMO
を初めてみた。子供くらいの大きさである。青山の辺りは空間の広がりがあって、華やかさに溢れているようだ。渋谷のような雑居風のものもないし、清潔というのだろうか。東京っていいなあとしみじみと思う。人も多いが、すてきな場所を自分だけが見つけて楽しむこともできる。夕方から北風が出て、寒くなった。夜、牛蒡を削いでけんちん汁を作る。佐渡のお酒が届いていたので、甘酒を作ってみた。さすが大吟醸は風格があって美味。自家製チーズケーキと併せていただく。
■2003.12.15
午前中に打合わせがひとつ、会社に戻り、レポートをまとめる。夕方、勉強会で中目黒まで出かけた。今年もあとわずかだが、振り返ってみて、人と人との出会いの不思議さ、縁の濃さのようなものを強く感じる。新鮮な情報をたくさんもらい、感激する。アーティストが知り合いだと世界の広がりが違うようだ。来年の宿題をたくさん貰って帰ってくる。椅子を二脚注文してしまった。家具の衝動買いというのが、今年のマイブームなのかもしれない。
■2003.12.14
朝、オーナーを誘って山田の白山神社までお参りする。大きな境内だ。明治の頃の賑わいを想像してみる。佐渡はときおり小雨がぱらついたが、約束していた人と無事会うことができた。真野で真稜のお正月用の大吟醸を頼む。この店は夏から来ているが、ご主人の人柄なのか味わいがあるお酒が多い。酒粕もついでに送ってもらうことにした。お昼にかすけで佐渡産のカキフライをいただく。小粒だがこれが美味しい。佐渡は魚に恵まれている。午後、畑野まで出かけ、知合いの家を訪問する。三時半のジェットフォイルに乗り、16分の接続で新幹線に飛び乗る。いつもより、30分くらい早く帰宅できた。
■2003.12.13
朝、新幹線で新潟に向かい、佐渡に渡る。ジェットフォイルは前便が欠航していたが、11時の便は普通
に出発。佐渡海峡の途中まで海上は時化模様で船体が、揺さぶるように傾き怖かった。両津湾に入ると海は穏やかになる。両津まで知合いが迎えに来てくれていたので助かる。午後、約束していた人々と打ち合わせをして、白山ユースホステルに泊めさせていただく。思ったより暖かい。12月に入ると観光客の姿はなかった。どこも空いていて静かだ。夜、この家の御夫妻の居間で長いこと話し込む。
■2003.12.12
午前中に急ぎの仕事を済ませ、午後、打合わせがひとつ。夕方、フィンランドから里帰りした同級生を囲んで23人集まる。30年ぶりという人もいて話は尽きない。仲間がいるというのは素敵だ。成田帰国後駆けつけたもの、東京本社出張からとんぼ返りしたものなどみなたくましい。図書館に出かけ、【藤原定家をめぐる歌人たち 碓永 浩子】、【八幡神社 歴史と伝説 神社と神道研究】、【時代の中の歌舞伎 上村 以和夫】、【アマリア・ロドリゲス ヴィトール・パヴァオン・ドス・サンドス】、【アンディ・ウォーホール全版画 美術出版社】を借りてくる。
■2003.12.11
TRONSHOW2004 に出かけた。寒空を40分も戸外で待って、坂村健さんの基調講演をテレビ越しに聞く。トロンプロジェクトはもう20年前から始まっていて、ようやくユビキタス時代が追い付いた感じだ。坂村さんがいつになく晴れやかで饒舌なのはホームでの試合だからか。日比谷から日比谷線で広尾経由で会社に戻る。ヨドバシカメラができてから、有楽町の人の流れがずいぶんと変わった。一本先の道は丸の内仲通
りで東京ミレナリオの準備が進んでいた。年末がもうすくである。東京の楽しさを満喫していて関西圏に移住したらどうなるのか、とても興味深い。日本もイタリアのように小藩の集合体だから、文化や歴史、食べ物や祭りなども藩の数だけある。転勤を経験することなく暮らしてきたので、新しい土地への憧れがあるのだ。
■2003.12.10
サンシャインのセミナに出席。Hondaの戦略がとても参考になった。実際のユーザ事例を見せて解説していただけると理解が深まる。東池袋から市ヶ谷経由で一度会社に戻り、夕方、打ち合わせに出かける。年の瀬は忙しい。昔仕事をいっしょにしたことがある人だと、すぐに本題に入れるから嬉しい。こういう情報交換をたえずしていないと、公正な立場で何かを判断できなくなる。家族のためのお誕生ケーキを持って帰宅。寒い冬は、暖かなスープを作り、熱々のココアを飲み、芯から温まる。
■2003.12.9
京浜東北線が人身事故のため、迂回して東京駅から霞ヶ関経由で広尾に出る。有栖川公園の池で釣をするおじさんたちは、まあ可愛いが、公園の中を煙草を吸いながら歩く人は許せない。公共の場での喫煙が禁止されて道を歩きながら吸う人が増えた気がする。地下鉄の乗り換えのわずかな時間に本を読んでいる。切れ切れの時間の中で深く思考すると、本質に近づく前にいくつも垣根を越えなければいけない。午前中に課題を済ませ、午後に案内を出す。ちいさな引越しが完了。今月は人と会うことが重要な鍵になりそうだ。毎週、新しい約束を入れている。夕方、いつもより一本早いバスに乗ったら、待ち時間もなく30分も早く帰宅できた。蕪とジャガイモとイカをニンニクで炒めて、牛乳とコンソメブイヨンでまとめて小麦粉とバターでとろみをつける。簡単だが味わいがある。寒い夜は熱々のバンホーテンのココアにブランディーを垂らしていただく。
■2003.12.8
通勤の途中に売り出し中の家があるので、南麻布なので後学のために覗きに行く。本村小学校の裏に釣り堀を発見。港区で唯一の釣り堀だそうだ。こんなところを利用する人がいるのだろうか。午前中はプログラムのテスト、午後にミーティングがひとつ。夜、東麻布で打ち合わせをする。慌ただしい年の瀬の真只中だ。こんなに行事のある月も珍しい。週末はすべて埋まってしまった。帰り道、通
勤快速成田行きに乗ったが、三分後に発車する普通の快速と五分も違わなかった。錦糸町の後、船橋、千葉しか停まらないのに速くもないのだ。おかげで本を一冊読んでしまった。
■2003.12.7
友だちと待ち合わせて、埼玉
スタジアムまでアジア予選観戦ツアーにでかける。千葉から西船橋で武蔵野線に乗り、一時間十分。東浦和で昼食を取り、第一試合、韓国対中国、第二試合、日本対香港を続けて見た。ゴールは両方合わせて二得点だけ。日本は勝ったが、PKで入れた得点だ。香港は動きもあり、なかなか手強かった。アクションスター並みの敏捷性がある。それに対して日本チームも後半、ボールのパスが乱れて、味方ではなく敵にパスするようなシーンが目立った。水曜日の韓国戦は目が離せない。仲間と見る試合は応援もおしゃべりも楽しい。関係者の車で入ったので、関係者駐車場に設置されているサッカーボール型気球が点滅するのが見えた。充実した一日だった。
■2003.12.6
商工会のセミナ最終日。それぞれに発表があって、用意した資料はなんとか合格できた。昼休み、同じコースを取った人たちと食事に行く。話してみないとどんな人がわからないが、それぞれの夢を語り、励ましあう。一度家に帰ってきて、千葉みなとで行なわれている中学の同窓会に出席する。ここは料理も美味しく、仲居さんのサービスもよい。初めて利用したが穴場だと思った。幹事の好みで誘ったという話だが、仲良しばかりが揃っていて嬉しい。中には三十年ぶりに会うような人もいて、懐かしかった。しばらく話していると思い出が甦る。副担任の先生と近況を報告しあい、老後について話を聞く。帰りはモノレールで一本の近さだ。
■2003.12.5
寒い一日だった。週末の前になんとか仕事を片付けた。残りは来週早々テストしなければいけない。帰り道、バスが遅れて、一本遅い電車に乗り、そごうに立ち寄る。新鮮なイナダが手に入ったので刺身にする。こんな夜は野菜たっぷりのスープを作って温まるのがいちばんだ。京都の湯葉を贅沢にいただく。明日の宿題がようやく終わってほっとする。溜まった新聞をまとめて読んで過ごす。
■2003.12.4
寒い朝も歩いていると暑くなる。早朝の有栖川公園を歩くと気持ちがよい。京都でもたくさんの紅葉を拾ったが、ここのも赤くてすてきだ。仁和寺で落ち葉を拾っている女性たちが、今夜は吹き寄せを作るからこのくらいあると助かると言っていた。東京では大葉くらいしか料理に出てこないが、京都では天ぷらにも何気なく紅葉が添えられている。十二月は週末も予定がびっしり、こんなことも珍しい。人と会うことが楽しみでもあり、また、新しいことの発見でもある。レポートの締切が重なっているが、なんとかなるだろう。咽が痛いので、キャベツスープや、白菜スープを作って温まる。
■2003.12.3
久しぶりに会社に行くと新鮮な気持ちになる。午前中は溜まったメイルをチェックし、レポート作成に専念する。新しい課題をもらい、週末まであと二日間で全部できるだろうか。たくさんのレポートを作成する必要がある。帰ってきたら佐渡から手紙が届いていた。十月に奉納能を行なった二宮神社の方からだ。近いうちにまた、出かけることになるだろう。夜、中学時代の友人から電話をもらい、週末に同窓会が開かれると聞く。新任の英語の先生が今年で定年でそのお祝の意味も兼ねてだというが、話しているうちに昔の記憶が戻ってきた。
身辺が慌ただしくなって、物事の始まりはいつもこのように何もかもいっしょだったような気がする。
■2003.12.2
気になっていた上賀茂神社にお参りする。ここは観光客がいない。白い砂をひとりどこまでも歩いて鳥居をくぐり、手を浄め、口を漱いで参拝する。佐渡に行かなかったら、気づかなかった舞殿にも興味が引かれる。絵馬をひとつ奉納した。ここからバスを乗り継ぎ、鎌倉時代に建てられたという正伝寺に向かう。枯山水の庭がひとつあるだけだが、境内は起伏に富んでいて自然の中に抱かれているようだ。庭には青菜を栽培しており、自給自足の生活をしのばせる。京都では珍しく俗化していない寺だった。お昼に四条河原町まで戻り、京懐石をいただく。ここのはいつも本物でほっとする。午後、錦小路で買い物をして京都駅まで向かう。はるかに乗って関西空港まで行き、大阪から羽田に飛ぶ。充実した三日間だった。お天気にも恵まれ、歩くと汗ばむくらいだった。京急で品川まで出て家に着く。
■2003.12.1
12月最初の月曜日なので、バスで嵯峨野に向かう。常寂光寺のお庭がゆったりできる場所が多いので、毎年ここに来ている。いちばん上まで上がると京都市内が一望でき、空の青さが際立って見える。ここの紅葉は美しい。嵯峨野の竹のトンネルは人の少ないうちはすてきだが、すぐに観光客でいっぱいになってしまった。昼に泉涌寺近くの蕎麦懐石を予約しているので慌てて引き返す。天竜寺は前回観たのでパス。午後、東福寺を訪れる。ここは紅葉の名所だそうだ。橋の両脇に広がる紅葉の見事さ、12月だというのに秋の盛りを感じさせる。本堂の庭園も四方に広がっていて、それぞれが趣きがある。ホテルに帰って少し休み、地下鉄東西線で北山に出る。この辺りはファッショナブルな店が並んでいるが、人通
りがない。夕食はフレンチのコースをいただく。若主人と少し話をして別れる。高台寺のライトアップを観に出かけたのに、花見小路に出て芸伎さんに出会った。疲れたのでそのまま帰ることにした。
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