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■2003.3.31
昨夜、なかなか寝つけなかったので身体がだるい。久しぶりに広尾から歩いたら、どこも桜が満開である。こんなところに桜の木があったなんて、意外な発見があった。去年は違う道を通 っていたから、気がつかなかっただけなのかもしれない。溜まったメイルを片付け、急ぎの仕事から着手する。夕方、サントリーホールで、中丸三千繪&スロヴァキア国立放送交響楽団 公開ゲネプロを見てきた。二階席に坐って開演前の練習風景を見るのだが、普段着の団員から目の醒めるような音楽が流れてくるのは楽しい。中丸さんが音合わせのため、ピアノを奏でるのを初めて見た。公演前に神経を尖らせ、自分の歌を確認している光景を見ると、プリマドンナの栄光と孤独のようなものをしみじみと感じる。帰り道、そごうで食材を買って戻る。明日はいよいよジークフリートだ。
■2003.3.30
目が覚めたら八時だった。まだ眠りが足りない。九時過ぎに図書館に出かけ、【政治の発見 ジグムント・バウマン】、【世界革命物語 井田 信宏】、【中国性愛文化 劉 達臨】、【フリッツ・ラングまたはベルリン 明石 政紀】、【一歩近づいて見る日本の美術 国立博物館編集】、【アダム・スミスの経済思想 星野 彰男】を借りて来る。暖かな一日で、窓際の赤い椅子に深くかけ、本を読んでいると幸福感に満たされる。何もしなくていい一日は、なぜかとても眠い。ZEPをなんども繰り返し聴く。よく働いて汗をかき、明るいうちにお風呂に入る。夜は読書を楽しむ。ずらりと並んだ本を見て、どれから読もうかと迷うのがまた楽しい。戦争が続いているのに、見かけだけは平穏な日々を送っている。
■2003.3.29
午前中、高倉、君津に食材の買い出しに出かける。以前は頑張って早起きしていたが、休日まで時間に追われるのは止めようと、成りゆき任せで出発する。春の野菜は芹やクレソンなど、香りがよい。ラッパ水仙の束を求めて玄関に飾った。南子安でプレッツェルというパン屋さんを発見、胚芽パンを試しに購入する。休みの日は一日が速く過ぎていく。カンパリを入れた苺色のゼリーを作った。ほろ苦くて大人の味だ。家の中の大掃除をする。夜、ボンゴレ・スパゲティを作る。夜になると寒くなって来た。図書館で借りた本を読んで過ごす。
■2003.3.28
今日は完全オフ。頼んである椅子が届くので、どこにも出かけずに、家で過ごす。晴れて暖かい一日だった。午後、寝転んで本を読む。生湯葉を味噌タレでいただくのは、京都で教わった。山椒ちりめんは頬張ると山椒の香りが漂い、幸福な気分になる。アスパラと卵のスープを作り、肉を焼く。椅子は赤くて座り心地がいい。夜、ウルグアイ戦を見るために、急いで夕食を作った。おなじみの選手たちを見ていると、ワールドカップのような興奮がじわじわと戻って来る。どきどきはしたが、適当に反撃もあって、2-2で終わり、親善試合としてはよかった。 一日、ぼんやりと過ごして、サッカーを見られるのは幸せだと思った。わが家がいちばん居心地がよい。
■2003.3.27
早起きして、会社に向かう。午後に会議がひとつ。今日締切の課題を完成させ、溜まったメイルを整理する。久しぶりに仕事をすると新鮮な感じがよい。みんなに京都はどうだったかと聞かれた。この時期の一人旅はいいわよと返事をする。知合いが今日までで仕事納めということで、お別 れに豆源の豆セットをいただく。夕方から始まった会議を途中で抜け出し、同級生と待ち合わせてFIC総会に出席。いつものように二時間、中身の濃い話を聞いて過ごす。久しぶりに湾岸を通 って帰って来た。一日にたくさんのことがあったので、興奮してよく眠れない。
■2003.3.26
帰る朝なので、荷物をまとめてチェックアウトする。東山で半日過ごすことにして、八時半に清水寺に向かう。ここで満開の桜を見たことを思い出した。産寧坂、二年坂を降りて、高台寺に立ち寄る。ねねはここで15年余りを過ごしたというが、庭も建物も見事だ。特に高台寺蒔絵と呼ばれる桃山時代の傑作が日常の生活で使われていたのが印象的だ。丸山公園の長楽館でコーヒーブレイクを取り、錦小路で生湯葉と、鰻巻、出汁巻き、寺町通 りの鳩居堂、高島屋でお土産の品々を求めた。その後、四条河原町のなか川に向かう。ここのお昼はお値打ちなので帰りに立ち寄ることにしている。ホテルに預けておいた荷物を引き取りに行き、そのまま京都駅に向かう。京都からは、はるかに乗って関西空港まで直行。空港で蓬莱屋の豚マン、柿の葉寿司などを買って、荷物を預ける。羽田からモノレール、品川に出て帰って来た。駅まで迎えに来てもらう。さっそく、山椒ちりめんと生湯葉をいただく。
■2003.3.25
朝から小雨がぱらつく天気だ。京都は雨が降っても風情がある。長岡天満宮に行くのを変更して、枯山水のお庭を見ようと決めた。バスで大徳寺に向かう。ここは17の塔頭といわれる寺院があって、その中の興臨院を訪れる。親切なガイドがついて、枯山水の庭園の意味や、襖絵などのいわれを説明してくれた。平日の禅寺は誰もいなくて静かに自分の心と向き合うことができる。帰り道、見事な竹林を通 り、こんな場所があちこちに隠されている京を羨む。京都に来て、フレンチも食べたいので、烏丸御池にあるLa Merveille でランチをいただく。デザートに四種類のケーキが並んでいたのには驚いた。10人坐ればいっぱいの店を夫婦二人でやりくりしているのが、京都らしい。一度ホテルに帰って、加茂川中学校のすぐ近くにある高麗美術館に出かけた。小さいが中身が濃い。ポジャギといわれる風呂敷のようなものが展示されていて、すぐに創りたくなった。帰り道、寺町通 の骨董品屋を歩いて、陶器などを見せていただく。夜、丸太町寺町の隣にある御幸町ビルのYOU.味というお店に行く。初めてなのに女将と板長と親しくさせていただき、料理を堪能する。割烹の料理が手頃な価格で楽しめて幸せだった。
■2003.3.24
快晴。朝食を取りに四条高倉までバスに乗り、イノダ本店まで歩く。3月から7時営業に変わっていた。メニューも変わってしまって、ちょっと寂しい。常連のようにゆっくりと新聞を読む。錦小路の近くにある湯葉専門店千丸屋で、お土産用の湯葉を買う。一度ホテルに帰り、金閣寺から、御室仁和寺に向かう。仁和寺は御室御所といわれて、中の作りも源氏物語に出てくる様式なので、理解が深まる。桜の季節ではないので空いていてよかった。この先にある三宝庵で山椒ちりめんを求めた。帰り道、北野天満宮に立ち寄ると、とようけ茶屋が見つかったので少し並んで昼食を取る。相席になったご夫婦も関東の方で仕事でこちらに来られていたとのこと、いろいろと情報交換し、話しが尽きない。南座の夜の部で源氏物語を見ることになっているので、錦小路で食材を揃え、鴨川を渡る。前から二番目の席でよく見える。中はきれいだった。京都のせいか着物姿の女性が目立つ。新之助も菊之助も若々しく、何を着ても絵になる。台詞が現代語なのが引っ掛かるが、二人が美男でおわしますので、許そう。隣に坐ったご夫婦と、国立劇場の新作について話しをする。一人旅のよさは、知らない方とも親しく話しができることかもしれない。幕間に持参したお弁当をいただき、中を歩いてみた。八時二十分に終わると、外は雨が降り出していた。ホテルまではバスで10分余りでとても近い。ホテルには松竹南座様という看板が立っていて、舞台関係者も泊まっているらしい。
■2003.3.23
早起きして、モノレールに乗り羽田空港に向かう。8:45発の全日空で伊丹まで一時間余り。伊丹から京都駅南口行きの空港バスに乗り、約50分、ようやく京都に到着する。駅前は厳重警備で凶悪犯の護送かと思ったら、水のフォーラムに出席される皇太子御夫妻の出迎えのためだった。あと20分くらいで到着しますというアナウンスを遮るように、四条のホテルに向かう。50番のバスで西洞院ならすぐだった。三条にあるBCPで昼食を取る。それから銀閣寺、哲学の道、南禅寺と歩いた。途中で八ッ橋を買って、齧りながら歩く。思ったより暖かい。日曜日のせいか、あちこちに人が出ていた。夜は、四条河原町にあるKaryoでコースをいただく。目の前が川で静かに時間が過ぎていく。さすがに疲れたので、夜早く休んだ。
■2003.3.22
花曇りでとても寒い。朝一番で図書館に出かけ、【バウハウス マグダレ ナ・ドロステ】、【歌舞伎と江戸文化 津田類】、【フランクルを学ぶ人のために 山田邦男編】を借りて来る。週末なので君津、高倉と野菜の買い出しに出かけた。市場には春の野菜と魚が並んでいる。お昼は大浅蜊でボンゴレスパゲティをいただく。明日から旅行に出かけるので、いなだのブリ大根、肉じゃが、サンガ焼き、カジキのフライ、とんかつなどたくさん料理を作った。今回は、webからたくさんの情報をいただいたので、中身が充実している。飛行機が無事飛ぶことを祈って、荷物をまとめる。
■2003.3.21
早朝から家族で墓参に出かける。高速道路もできて、五ケ所回って午前中に帰って来た。うららかな春の日は彼岸の中日にふさわしい。午後、午睡を取る。京都のレストランを予約した。自分でドブックを編集する。何もしないで本を読みながら一日過ごす。完全なオフの日も必要だ。テレビでは戦争の話ばかり、web のニュースをチェックして、湾岸戦争のときとはずいぶんと違うと思った。情報の速さと情報源の比較が一瞬にしてできる。夜、飛行機の飛び交う音がして不気味だ。
■2003.3.20
休暇前に打ち合わせがいくつかあって、宿題をたくさんもらう。仕事のやり方について一年の計画を立てるが、今年も忙しくなりそうだ。夜、ベトナムから一時期国した同級生と芸術選奨新人賞の受賞者の祝いを兼ねて、三田合に出る。 毎月のように会っている仲間もいて、好きなことを言って笑い、驚き、励まし、たくさんの発見がある。こういう会合が身近にあるのは幸せだとしみじみ思う。一次会が終わったのがすでに十時過ぎていて、それでも名残惜しくなかなか別 れられない。はしゃぎ過ぎて、バックをひとつ忘れてしまった。翌日、近所の同期生が預かってくれて、引き取りに行く。深謝。
■2003.3.19
曇り後、晴れ。朝から休暇前の課題の調整に追われる。午後、打ち合わせがひとつ。頼んであったソフトも届き、夕方までに明日の会議の資料は揃えた。品川京急経由で帰り、焼肉を食す。元気をつけるためには、肉がよいそうだ。メバルの煮付けも作った。こちらは春の香りがする。サンタナを聴きながら、夜を過ごす。
■2003.3.18
大伴家持の話を読みながら、遠い奈良の都を思う。海の向こうで戦争が始まるかもしれないのに、暢気すぎるのだろうか。外資系にいるだけに、いつも緊張感がある。だから余計に気分転換が必要なのだ。寝室の回りに好きな本を並べて、癒しのソープの作り方や、歌舞伎の台本など眠る前に読んで過ごす。 課題のいくつかは終わったが全部を終えることができるだろうか。今週もあと二日だ。
■2003.3.17
霧雨が降っていた。有栖川公園は歩く人もなく、梅が見ごろだ。途中で犬の散歩をしている女性とすれ違った。常連なので顔を覚えている。ドイツからボスが来日しているが、忙しいので相手もできない。休暇を取った分、仕事が凝縮されているようだ。午後に打合わせがひとつ、新しい仕事をあうんの呼吸で任せられるようになるには、どのくらい時間がかかるだろうか。最近、よく会う知り合いと立ち話をする。ひとはだれかに認めてもらいたいし、理解してほしいと思っているのだ。帰り道、品川からぐっすりと眠ってしまった。夜は、鯛飯を炊く。
■2003.3.16
晴れ後曇り、雨。木更津、君津、高倉と食材の調達に出かけた。蕗のトウがまだ出ていたので、蕗味噌を作る。このほろ苦さが春の味だ。大浅蜊を求めて、本格的なボンゴレスパゲティを作った。高の爪を入れたが、少しぴりぴりとして、大人の味。金目鯛の煮付け、鯵の煮つけなど魚料理をする。日曜日は非日常の暮らしがいちばん。季節外れのサンタナを聴いている。京都の旅のために、あちこちwebを探したが、結構充実している。よく見ると大手の看板を掲げて綺麗なページを作っているよりも、掲示板のコメントの方が重みを感じる。
■2003.3.15
昨日もらったパンフレットに新国立劇場オペラ公演の話があって、朝ごはんも食べずにぴあでチケットを予約した。この日だけが残っていて、それがエイプリルフールである。なにか、特別 な仕掛けがあるのだろうか。ピザトーストを焼いて、遅い朝食を取る。前から欲しいと思っていた椅子がアウトレット価格になっているので、こちらも迷わず注文する。最近は、洋服でなく、家具がほしくてたまらない。どこにも行かなくてすむ休日は貴重だ。夕方、思い出して図書館に出かけた。【源氏物語 紙の宴 町田 誠之】、【大伴家持 太田 光一】、【笙野頼子 虚空の戦士 清水 良典】、【御浜御殿綱豊卿 巷談宵宮雨 真山美保】、【NY発演劇リポート アメリカ市民社会と多文化主義 小池美佐子】、【癒しのハンドメイドソープ タチヤナ・ヒル】、【本を出したい人のための徹底研究 彩 図社】、【新編日本古典文学全集63 室町物語草子】を借りて来る。 これだけ新書が積まれていると、豊かな気分になるから不思議だ。
■2003.3.14
春休み第一日目、いつもの通勤コースで有楽町に出て、帝国劇場のあるビルのUAカウンターで大阪行きの航空券を受け取る。三井住友に寄って、五百円玉 を預金する。国立劇場で観劇なので、日比谷から半蔵門までどうやって行こうかと考えたが、日比谷から四ッ谷行きのバスが出ていることを思い出す。停留所に行くとずいぶん人が待っていた。ここから三宅坂までは10分足らずで着く。チケットを引き換え、開場までしばし待つ。出し物は実朝と斑雪白骨城の二つだが、どちらもテーマが重苦しい。格調は高いが、新作なのでこなれていないのは分かるが、もう少し江戸情緒が欲しいと思った。近くにいるご老人たちはしきりとあくびをしていた。それにしても平日なので老齢の夫婦連れが多い。昨日は、十時に寝たから、朝、五時から目が覚めてしまったわ。わたしも嬉しくて五時に目が覚めてしまったのよと、老女たちがはしゃいでいるのを見るのは愉しい。 ここは大人のテーマパークだろうか。帰りも専用バスで有楽町まで出て、いつもの通勤コースで帰宅する。セミナの帰りみたいな気分だった。
■2003.3.13
朝一番でCD-ROM制作の原稿をチェックし、午前中に打ち合わせがひとつ。久しぶりに外で食事をした。三月の日射しを浴びてたくさん歩いた。午後から、新しい仕事の手配をする。三月は少しゆっくりとできるかと思ったが、休みの分だけ忙しい。会社でイラストレータとフォトショップの最新版を注文する。明日は休暇を取っているので、気分は週末だ。月曜日の打ち合わせを連絡して、また来週というと、相手が怪訝そうな声だった。まず遊びがあって、その合間に仕事をしっかりするのが基本。最近は、遊ぶことを忘れていた。
■2003.3.12
午前中に締切の原稿を仕上げて、ほっとする間もなく、午後から打ち合わせ。新しいプロジェクトの課題をもらう。忙しいことは幸いなり。休暇が近づいているので、優しい気分で引き受けてしまった。ランチミーティングを緑の見える眺めのよい部屋で行なう。最近、お弁当持参の人が増えて来た。昼休みをしっかり取って、気分転換しないと午後が続かない。 帰り道、有栖川公園の中を歩いて帰る。京都に行くのにまだ何も準備していない。
■2003.3.11
ゆっくりと卵サンドイッチを作っていたら、いつもの電車に乗れずにゆっくりと出かけた。日射しは明るいのにとても寒い。分厚いコートをまだ着ている。朝、だれもいないときに好きなだけプリンターを使って、資料をチェックする。一日の予定がほぼ完了し、課題のひとつは明日には仕上がりそうだ。仕事が順調に進むのがいちばん嬉しい。帰って来たら、ロフトで黒猫が眠っていた。一日、ここにいたのだろうか。高校の同期生が芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。
■2003.3.10
風は強いが快晴。早めに出かけたのに途中で人身事故とか、結局いつもと同じ時間に到着。広尾から有栖川公園を歩いて梅を愛でる。小学生が、ボクシングと棒術の練習をしていた。この辺りは走る人がとても多い。午前中にレポートをまとめ、午後、新しい課題に取りかかる。春を身近に感じながら、オフィスに籠って仕事をするのもちょっと寂しい。週末までお天気が続くだろうか。帰りに品川のポンパドールに立ち寄る。夜は、鯛飯を炊いた。焦げご飯も美味しい。甘さ控えめのチョコレートケーキを焼き、ZEPを聴く。
■2003.3.9
渋谷の知り合いの家に遊びに行く。荷物があったので、新橋からいつものバスに乗って並木橋で降りる。ついでに少し片づけも手伝った。ブロッコリーとポテトのサラダを作り、かき卵汁の作り方を教える。オペラのCDを聴きながら、午後を過ごした。帰り道、渋谷のサンジェルマンでパンを買い、千葉でそごうに寄って、とり肉と牛肉を調達する。ネギと生姜、みりんとざらめを入れて、豚の醤油煮を作ってみた。お天気に恵まれた週末は充実している。
■2003.3.8
快晴。週末に天気が良いと嬉しい。館山に出かけた。こちらは眩しいほどの太陽で、まさに南国である。フリージアの花束と菜の花、フキノトウなど季節の恵みをたくさん入手する。疲れたが、充実したよい一日だった。いただいたサラダ菜に完熟トマトを載せてサラダにする。彩 りがきれいだ。お肉を焼いたので、フルボディーの赤ワインを開ける。ほろ酔い加減で、何もしたくない。ZEPを聴く。
■2003.3.7
雨の中、渋谷に住む知り合いを訪ねる。最後にどこで曲がるのか、電話して確認したが記憶は正しかった。風邪を引いて元気がないというので、ありあわせの野菜でスープを作る。友だちというのは元気なときだけ、遊びに付き合うというのではないはず。困ったときこそ、助け合うのだ。会社で担当者不在のため、こちらで手配してパネルを送った。来週の展示会に間に合うと思う。三月の国立劇場を予約した。一月に二つの歌舞伎も悪くない。
■2003.3.6
午後に会議が二つ。午前中はその資料作りに追われる。当分は困らないほど課題をいただく。気が付くと最近は、休日も時間に管理されているようだ。三月に休暇を取ってよかった。完全な休息というのは、眠りの中にしかないのかもしれない。昨日焼いたチョコレートケーキは好評だったらしい。平日にケーキを焼くのは気分転換になる。夕方から雪になるという予報だったが、霧雨が降っていてとても寒い。四年前に家の建て替えのために引越ししたが、そのときも寒かった。毎日の寒暖の差が激しすぎるので、日替わりメニューを食べているような気がする。帰り道、麻布ナショナルスーパーに寄って、ベーグルパンを購入。
■2003.3.5
有栖川公園の梅林が日に日に満開になるのを眺めながら会社に向かう。公園にはいろいろな人たちが集っていて、見ていると飽きない。京都に三泊もするのだから、南座に行きたいとぴあを探したら、菊五郎の源氏物語を入手。座席表を開いて、チケットを選べるので楽しい。学生の頃と違って、ちょっと優雅にお料理も楽しみたいし、寺めぐりもしたい。大人の京都を堪能しよう。二月中にたくさんセミナに出たが、その報告書をまとめ始めた。記憶はすぐに散逸するので、レポートにまとめるのは大切なことだと思う。午後に会議がひとつ。こちらは友好的に終わった。自分で仕事を見つけられない人は、仕事が与えられるまで何もすることがないから、いつも暇。自分から仕事を進んでする人はいつも忙しい。名言だ。
■2003.3.4
晴れだが、風が強い。歯の治療をしたので、歩いて税務署まで出かけた。椅子で少し待って、タッチパネルに数字を入力してお終い。今年からweb経由でできるようになったのだが、うちにはカラープリンタがないので使えない。この方式もだんだんよくなると思う。帰り道、千葉市内の中心部を歩く。三十年前は賑わっていた京成千葉からセントラルプラザの通 りが、がらんとして、俗悪な宣伝付きの建物に変わっている。都市は年々変化するから、街並みが変わることも当然だと思うが、もう少し規制があってもいいのではないか。休暇を取っているので、苺ゼリーを作り、チョコレートケーキを焼いた。砂糖60g、卵2個、バター1/3箱、ブランデー スプーン1、レモン1個、チョコレート1枚、カカオパウダー大2、ホットケーキミックス50g。チョコレートは湯せんしなくても、電子レンジで1分温め、バターを加えて、再度1分温めるとバターの熱で柔らかくなる。最近はケーキを焼く余裕もなかった。夕方、思い出して京都のホテル飛行機を予約する。マイレージが使えるのですごく得をした気分。やはり平日は空いているのだろうか。
■2003.3.3
曇りのち雨。雨が降って、春が近づく。レポートを作成し、夕方、豪雨の中を祖師谷まで出かけた。小田急線にはずいぶんと詳しくなって、下北から成城学園までは頭に入った。都内は選挙があるので騒がしい。駅前で知らない人から、お帰りなさいと言われて、どきっとする。春休みの休暇を申請した。まだ、どこに行くかは決めていないが、とにかく休むのだ。戦争が始まるかもしれないので、海外はきな臭い。マイレージの数字を確認してみよう。もうずいぶんと京都に行っていない。
■2003.3.2
春満開の館山に出かける。館山道を走っていたら、目の前に真っ白な富士山が現れて驚く。昨日からの強風で空気が澄んでいるから、遠くまで見渡せるらしい。南に向かうにつれて、日射しがいっそう明るくなり、車の中の温度計は28℃を指していた。鴨川でふきのとうを求め、さっそくばんけみそを作ってみる。ほろ苦さが心地よい味だ。色とりどりのストックも頂いて来た。海辺の町はいつも優しい。ここで暮らした十年近くを思い出してしまった。
■2003.3.1
曇り空が寂しそうにしていた。やがて大粒の涙を流し始めた。高砂の叔母が遊びに来ていて、いろいろと昔話をする。午後から家の中の掃除を始めた。玄関にお雛様を飾る。ようやく春が来た感じがする。さっそく猫が駆け上がって、五人囃子が倒れてしまった。二匹とも深く反省している様子なので、なかったことにする。夕方、そごうまで買い出しに出かけた。夜半、激しい雨が降っている。春の憂鬱、館山の城山公園の梅も見ないうちに二月が終わってしまった。
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