表紙にもどる since1997.11.15
■2003.8.31
一日勉強会で友だちが集まる。音楽著作権についてと雨月物語の二本立てで、ずっと賢くなったような気がする。大人になってからの勉強は強制されることがないから楽しいだけだ。雨月物語に隠された二重の意味について探究する。まるで上質なサスペンスを読んでいる感じ。美味しいごちそうをいただき、何でも質問し、貪欲に知識を吸収した一日だった。大テーブルを出したので、しばらくこのままで暮らして行くことにする。
■2003.8.30
朝一番で図書館に行き、【ナレッジ・マネジメント 5つの方法 ナンシー・M・ディクソン】、【日本近代文学と西洋音楽 井上 二葉】、【浮世絵師 初代長谷川貞信が描いた幕末・明治の大阪 大阪城天守閣】、【太陽神の研究 上巻 松村 一男・渡辺 知子編】、【太陽神の研究 下巻 松村 一男・渡辺 知子編】、【組織の境界と情報倫理 花岡 菖】、【意味の支配 フランソワ・ドッス】、【心理臨床と精神分析 鑪 幹八郎】を借りてくる。新しい本が並んでいると、それだけで幸せな気分になれる。夏の終わりに猫二匹を洗う。どちらも気持ちよさそうにしていた。明日は友だちが来るので、家の中の掃除をする。家事労働も、人のためだと思うと楽しい。
■2003.8.29
一週間前に佐渡にいたのだと思うと、不思議な感覚だ。締切の課題を終え、帰り道、そごうのポンパドールに寄る。外は結構暑い。会社の健康保険組合から万歩計が届いていた。これで九月は毎日、一万歩に挑戦しよう。自分の本当にやりたい仕事ができるのは、社内のそんなに重要でない部署だけだと言われた。大勢のメンバをまとめてうまく誘導して行くには、合意や戦略がまず必要なのだという。能力のある人と組んで、段取りよく短期間に成果
を挙げる方がずっといいと思うのだが、それは許されないのだろうか。久しぶりに鳥肉団子のスープを作る。なかなか美味しかった。いつも行く名古屋コーチンの店で、ミンチも忘れずに買うことにしよう。ここの店員は優秀で、違うものを買うと、区別
できるようにマジックで印を付けてくれる。
■2003.8.28
火星が大接近していて、観察した人がたくさんいたようだ。千葉は曇り空で何も見えなかった。朝晩は涼しく、もうすっかり秋の気配だ。今年の夏は短くてどこにいってしまったのだろう。午前中に会合に出席、久しぶりにポジティブなアメリカ人の話を聞いた。朝早いせいか、参加者が少ない。午後に打合わせがひとつ。なんとか課題が終わりそうだ。京都で見た展覧会の図録を求めたら、東京藝術大学美術館にまだ残っていた。さっそく送ってもらうように手配する。毎週、図書館の新刊コーナーで何気なく手にとった本が、それなりに関連性があって、新しい出会いがある。予め決められた運命というのはあるのだろうか。佐渡でお世話になった人に手紙を書く。
■2003.8.27
朝、小雨が降っていた。風が気持ちよい。午前中に打合わせがひとつ、今週末までの宿題をもらった。あちこちの資料から1つの形にまとめる作業は芯が疲れる。気分転換に来週の打合わせを入れた。仕事以外で楽しいことがたくさんある。仕事仲間と充実した付き合いがあるので、新しい企画もすんなりと動き出しそうだ。自分が好きなことをやっていれば、多少眠る時間が削られても達成感がある。帰り道、そごうで食材を調達。品川の京急がもうすぐ無くなってしまうらしい。駅ビルのスーパーは重宝なのだが、採算が取れないのだろうか。涼しいので、小鯵を煮て、カレーを作る。六月の京都で見た展覧会に土田麦遷の「妓生の家」があったことを思い出す。
■2003.8.26
夏休みが終わって、会社に向かう。まだ暑い。さすがにメイルが溜まっていた。レポートを作り、メイルの返事を書き、あっという間に一日が終わる。帰り道、電車が止まっているので、広尾のナショナルストアに立ち寄り食材を調達した。夜半、雨が降り出したが頼りない。佐渡に出かけた仲間たちがまた会いたいとメイルを寄こす。旅は終わってからも続くのだ。
■2003.8.25
予定ではまだ佐渡にいるので、一日夏休みだった。信じられないくらいの暑さ。冷たいジャガイモ・スープを作る。本を読みはじめるが、集中できない。風があるので家の中は埃だらけだ。夕方、掃除だけを慌ててする。どこにも出かけずに過ごした。夜は、シャケ寿司を作る。夜になっても冷房が必要な暑さだ。佐渡で習ったことを復習する。ようやく普通
の生活が戻って来た。日常から非日常への切り替えがうまくできると、気分転換になる。
■2003.8.24
二日間、佐渡を堪能したので予定を早めて今日帰ることにした。ホテルをチェックアウトして、まず逸見酒造で酒蔵見学と聞き酒、大吟醸酒というのは、原料となるお米を削って半分くらいの大きさにして作る。手間が掛かるが味はまろやかだ。お米を蒸すタンクを見たが、いちどに15俵洗って蒸すのだそうだ。契約農家から佐渡の米、五百万石を使うといっていた。その後、トキセンターで朱鷺を見学して、両津に向かう。新潟発の指定席はすべて満席で、自由席で帰って来た。東京に着いたら、蒸し暑い。明るいうちに戻って来たのでほっとする。
■2003.8.23
早起きして、一日観光バスに乗り、文芸ツアーに出かけた。羽黒神社、大膳神社、草刈神社で各々能舞台を見学し、最後の草刈神社では実際に能舞台に上がってみた。ここでは能が生活の一部になっていて、弁当を食べながら、村びとが演ずる能を鑑賞したという。実際の薪能を見たいと強く思った。午後は、焼き物の窯元見学と、相川の寺町探索。解説してくださった本間先生(磯辺)は元佐渡博物館の館長だったということで、いろいろと造形が深い。相川は金山の町として栄えて、一時は人口が5万人を越えたという。今もその面
影が残っていて200余りの寺があり、大半は廃虚となってしまっている。室町時代の建物が何気なく残って、いまも住居として使われていたり、佐渡奉行の代々の墓や、心中ものの墓(戒名に歯の文字が入っている)を見て歩く。佐渡は植物の南限と北限が重なっていて、蜜柑も取れるし、林檎も取れる。寒い地方だと思っていたら、キーウイの棚を見つけて、南国のような気がしてくる。館山や鴨川に似ているところもたくさんあった。夜、篠笛奏者の狩野さんのお宅にみんなでお邪魔する。奥様の由香さんも途中で戻られて挨拶した。
■2003.8.22
新幹線で新潟まで行き、新潟港から両津までジェットフォイルで一時間、佐渡に到着する。知合いが出迎えに来ていて、まずホテルに荷物を預け、観光始まりである。小比叡山蓮華峰寺の境内を散策し、佐渡国小木民俗博物館・千石船展示館を見る。小木町で早めの夕食を取り、アース・セレブレーション2003で鼓童を見るために、城山公園に急いだ。和太鼓ということで、構えていたらこれが楽しい。太鼓の響きと草の湿った匂い、満天の星空が見事に重なりあってすばらしい経験だった。佐渡には湖もあり、田圃が広がっていて、島にいるような気がしない。夜、疲れを温泉で癒す。露天風呂に浸かり、外気に触れながら芯から温まる。
■2003.8.21
夏のような朝だ。高倉まで野菜の買い出しに出かける。新米はやはり天候が悪いのと、晴れた日がないので八月末になってしまいそうだ。雨が続いたので、青物がすっかり姿を消している。明日から佐渡に出かけるので、家族のために食料を確保する。午後になると日が陰ってきて、頼りない天気だ。図書館に本を返しに行ったが、借りたい本が見つからない。夕方、そごうまで行き、ポンパドールに立ち寄るが、いつもの男爵は売り切れだった。カリフラワーを電子レンジで茹でて、イタリアンドレッシングで食す。ゴーヤチャンプルを作り、この頃、新しい野菜を食べていることに気づいた。旅行のしたくが全然できていない。佐渡は暑いのだろうか。
■2003.8.20
涼しい朝、いつまでこんな天気が続くのだろうか。打ち合わせがひとつ。午前中に知合いが来て話をする。日頃、考えていたことばかりなので、五年後の自分の姿を想像してみる。白金の玻璃でお昼を食べる。久しぶりに来たら、雰囲気がずいぶんと変わっていた。午後、課題に取りかかる。夕方までにほぼ完成したのだが、あまりにも煩雑になりすぎて、再度調整することになった。やってみないと結果
が予想できないものもあるのだ。明日から夏休みなので、残って仕事を片付ける。品川から乗った成田空港行きは、偶然、席が空いていて眠って帰って来た。水曜日なのに気分はすっかり週末だ。
■2003.8.19
朝のうち、雨が降っている。午後には上がった。梅雨が完全に終わっていないらしい。夏なのに涼しい日ばかりで、季節がだんだんわからなくなってきた。CD-ROMにアーカイブを取り、夏休み前の宿題がひとつ完成する。後は明日、残りの課題を仕上げればお終いだ。昼過ぎ、知人が会社までチケットを届けに来てくれた。徐々に休みモードに入って行く。帰り道、品川の京急に立ち寄る。ここの全面
改装は8月末まで掛かるということだ。ポンパドールがないのはとても寂しい。
■2003.8.18
今朝も細かな雨が降っていた。電車は少しづつ、混んでいる。まだ夏休みなのだ。午後、打合わせが一つ。新しい仕事をいくつか引き受ける。休みの前に終わるだろうか。祖師谷に行くのに、いつものバスを逃して、渋谷から下北沢で追い付く。祖師谷から麻布十番まで戻り、総会に出席。充実した一日だった。
■2003.8.17
朝、小雨がぱらつく。君津、高倉まで出かけたが、館山道は君津で災害のため通
行止め。係りの人が分かれ道で発煙筒を焚き、その先では棒を降って、入れないようにしていた。脆弱な高速道路だ。この時期、お盆と大雨が重なって野菜は少ない。三枚下ろしたごまサバを梅干し、味醂、醤油を入れ、圧力鍋で炊く。中華クラゲとキュウリを和えて、春巻き、ナスの素揚げ、春雨たまごスープを作る。雨のち曇りで日は照っていない。10月半ばの気温だそうだ。夕方、都市民俗生活誌を読んでいたら、戦前の勤勉な日本人たちが大勢登場して、慌てて家の掃除を始める。昔の人は朝七時から夜九時過ぎまで働いて、家族を養っていた。贅沢や我が儘とは無縁の暮らしだが、夕涼みや、朝顔を育てたりとゆとりもあったのだ。電気がないだけで、何もできないわれわれとずいぶんと違う。昨日の歌舞伎の裏店は、行灯一つで、水も桶から柄杓や盥で汲んでいた。夜は開け放して蚊帳を吊り、日の出と共に目覚める。そういう暮らしをつい、百年余前まで行なっていたのである。
■2003.8.16
朝、ホットケーキをいただき、図書館に行って、【神、人を喰う 六車 由実】、【演劇と社会 英国演劇社会史 中山 夏織】、【サー・フィリップ・シドニー A.
C .ハミルトン】、【グリム童話 冥府への旅 高橋 吉文】、【愛と性のメルヒェン ジェイムズ・マグラザリー】を借りてくる。昼前に歌舞伎鑑賞が今日だったことを思い出し、慌てて用意して出かけた。案の定、電車が遅れてなかなか来ない。開演時間を気にしながら、諦めてタクシーを捕まえようとしたら運良く電車が来て間に合った。出し物は夏向きの怪談牡丹燈籠なのだが、二組の夫婦物の不幸が描かれていて、見ごたえがあった。役者が若いというのもいい。雨の中を無理をして出かけただけの価値があった。
■2003.8.15
今日も雨が降っている。それでも麻布十番からいつもの道を歩いた。雨の日の散歩はまた楽しい。一週間の最後になって、前から欲しかった資料が見つかった。慌てて保存する。午後、別
の部の知人が来て、データ分析を手伝う。二時間近くかかったので残りは来週ということにした。雨のため、電車のダイヤが乱れていて、東京駅から千葉行きに乗り継ぎ、疲れて戻ってくる。大停電のNYCよりはまだましか。それにしても電気が突然なくなったら、どうして暮らすのだろうか。ノートパソコンが動いても、インターネットには繋がらないし、携帯電話も掛かりにくくなるという。NYCの高級ホテルに泊まってミュージカルや芝居を見ようした人たちは、恐怖の野宿を強いられたとか、怖い話である。
■2003.8.14
一日雨、涼しいというより肌寒い。隣の部で、これは秋雨前線ですよと話していた。予定していた仕事の半分は完了する。ときおり、知り合いがやってきて、頼みごとをして帰る。のんびりしたものだ。都バスはあちこちで時間調整のため停まっていた。都心の道は結構混んでいる。遠くに出かけた人が少ないということなのか。電車は快適なので、持参した本を次々と読破している。夜、熱いスープを作った。食卓は秋そのもの、冷たいゼリーは人気がない。ヨーロッパがこの時期暑いというのも皮肉な感じだ。
■2003.8.13
仕事を終え、横浜国際競技場まで出かけた。マリノス対ジュビロの試合を見に行く。久しぶりに東横線に乗り、多摩川を越えて小机から歩いた。横浜は昨年のW杯で印象的だったが、実際豪華な設備だ。入口の階段の上には円柱が建っていて、ここでアイーダを上演したら楽しいだろうなあと思った。試合はレッドカードが出て一名少ない磐田が1点を先取し、そのまま逃げ切った。マリノスはなんどもシュートしたが外れて、運がなかった。岡田監督はちょっこまかしていて、ジャージの上下で庶民的な感じである。帰り際、雨が降り始めたが、濡れずにすんだ。会場から家まで二時間足らず、案外近いのだと思った。
■2003.8.12
いつもの電車に空席がある。誰にも邪魔されずに仕事をするのはすてきだ。自分で作った課題を少し寄り道しながら、完成させて行く。ベルギーの美術館案内を読んでいたら、久々に欧州に旅立ちたくなった。慌ただしい旅ではなくて、一月くらいゆったりしたい。読めなかったレポートに目を通
し、いらない書類を棄てる。帰り道、品川の京急で買い物をして帰る。品川の駅が東京よりも立派だと思うのは偏見だろうか。駅の向こうに超高層のビルがいくつも立ち並び、見知らぬ
町に来ているかのようだ。
■2003.8.11
お盆の一週間が始まった。朝の電車はいくぶん空いている。日頃できない分析や調べ物をして過ごす。人数が少ないので、隣の課からお菓子のお裾分けもあった。ランチタイムはおしゃべりして過ごす。夕方、高砂に立ち寄り、従弟にサッカーのチケットを託した。横浜は初めてなので楽しみだ。いつもと違う電車に乗って帰って来たので、少し疲れた。豆乳スープにバジルベースとを入れて洋風にしていただく。
■2003.8.10
台風の後の快晴。早起きして、墓参に出かける。八街、横芝、平和公園、千葉寺とゆっくり回ってお参りする。どこも大勢の人だった。昼食後、少し微睡む。夕方、図書館に出かけて、【国際経済学入門
I 国際貿易編 日本経済新聞】、【国際経済学入門
II 国際マイクロ経済学編 日本経済新聞】、【藝術と茶の哲学 久松 真一】、【都市民俗生活誌 第二巻 都市の活力】を借りて来る。日中はかなり暑かったが、風があったので、冷房なしで過ごした。家の中を片付け、明日に備える。
■2003.8.9
まだ風も雨も穏やかなうちに君津、高倉まで出かける。季節の野菜が少しづつ変わって、ズイキや葉とうがらし、矢那の梨が出ていた。お花も入手する。家に戻り、荷物を片付けていると、大粒の雨が降り出し、嵐が始まった。こんなに風が吹いたのも久しぶりだ。庭の鉢植えも倒れてしまった。夕方、少し眠った。夏野菜を使って、ピーマンとニンジンの炒め物や、キャベツと浅蜊蒸しなどを作る。暑いので、お料理するのも億劫だ。涼しかった七月が懐かしい。
■2003.8.8
休みの前の準備で何かと忙しかった。課題はほぼ完了し、長い手紙を何通も送った。来週のおおまかな予定を立ててみたが、結構忙しい。7/13のナビスコカップのチケットが当たったが、誰と行こうか。野球には燃えないが、サッカー観戦は楽しい。帰り道、広尾まで出てナショナルマーケットでパンを調達する。台風が来ているので風が強く、昼頃、雨が降った。東京駅はいつもより空いていた気がする。忙しい一週間を過ごしたので、週末は何もしたくない。
■2003.8.7
夏らしい一日だ。生温い風、湿気を多く含んだ熱気、太陽はとりおき顔を覗かせるだけだが、十分に暑い。涼しいオフィスで一日過ごしていると、外に出る勇気がない。朝の涼しいときに麻布十番から歩いているが、帰りは冷えたバスに乗ってしまう。課題のひとつを完成させ、ほっとする。明日はまた、べつの締切をチェックしなければいけない。まるで銀行の出納係りのようなものだ。読売のweb
も朝日のサイトもこれからの時代を先取りしているのだろうか。国民が全員節約を始めてしまったら、倒産する企業も続出するだろう。一昔前に清貧の時代という言葉が流行ったが、精神的に自立し、満足して暮らすこととは少し違う。働いているから休暇がうれしいし、芝居やオペラを楽しむのも決して贅沢ではない。ローマ時代から人々は演劇と音楽を愛したのであり、それは人間として当たり前の時間の過ごし方だと思う。
■2003.8.6
課題の一つに専念して、夕方までに完成させる。ようやく回りの景色が見えるようになった。仕事は始まるまでが大変で、走り出すとあっという間だ。自分にやる気を起させる魔法があれば教えてほしい。 朝のうちは涼しかったが、日中はまた暑さが戻って来たようだ。猫が二匹へたばって、床に寝ている。急に暑くなったからまだ冬毛のままだ。通
勤のお供にヘーゲル否定的なものの不安
を読みながら、哲学者という生き方もあったのだと思った。これからは物を囲まれて暮らすことよりも、自分を深く見つめる生き方が大切になって来る。人間のネットワークも大切で、お店では買うことのできないもので、人の値うちや豊かさが決まっていくのだ。
■2003.8.5
朝の涼しいうちに会社に向かう。電車が空いている。忙しい週末を過ごしたので元気がない。締切の近い仕事から片付けて、あっという間に一日が過ぎて行く。夕方、空が曇って来て、バスに乗ると大粒の雨が降り出して来た。バスの車窓から外の景色を眺めていると、これと同じシーンを以前にも見たことがあると思った。千葉に着くと雨はもう上がっていて、昨日よりはいくぶん過ごしやすい。
■2003.8.4
夏休みにふさわしい一日だった。昼間、有楽町の帝劇まで出かける。遊びに行くだけなのに暑いと消耗する。レミゼラブルを十何年かぶりに見て、感激を新たにする。ロンドンで見たときと話が少し進化していた。知り合いのお嬢さんが出演しているので、芝居がはねた後、みんなで楽屋までお邪魔する。帝劇の地下一階にはお稲荷様があった。隣の東京会館でお茶をして解散する。いつもの時刻の京葉線に乗って帰って来た。夜は疲れたので、焼き肉にする。夜は初めて冷房を入れた。部屋を涼しくしてからようやく眠りに落ちる。
■2003.8.3
眩しくて目が醒める。夏の日の始まりだ。木更津、君津と買い物に出かける。矢那の農産地センターでお米を買ったが、半月もすれば新米が出るらしい。午後、さすがに疲れて午睡を取る。本を片手に疲れたら眠り、また、目覚めたら続きを読む。風があるのでまだ過ごしやすい。冷房を効かせた部屋でミートボールシチューに西瓜を食べる。暑いと集中して考えることが難しい。仕事をするなら冷房、昼寝するだけなら自然風でよい。明日は休暇なのでいくぶんゆったりと過ごしている。
■2003.8.2
午前中に図書館に行き、【再就職支援会社全ガイド 深田 洵二】、【フランドル美術紀行 日経BP】、【グローバリゼーションのなかの文化人類学案内 中島 成久】、【異文化理解の視座 小島 孝之】を借りて来る。外は日射しが強く、目眩がするほどだ。夜、国立競技場でジェフ市原対浦和レッズの試合を見に行く。残念ながら優勝はできなかったが、それでも応援にかけつけた仲間たちと打ち上げ会をする。千駄
ヶ谷で楽しい時間を過ごし、最終の一つ前の電車で帰って来る。
■2003.8.1
仕事の分担について先週会議を行なったのに、今日も続きの打ち合わせをする。忙しいのと、暇なのとでは一日の時間配分が変わってくるから気持ちは分かるが、楽をして給料は貰えないのだ。リストラが進み、仕事の分担が増え、それを何気なくこなしていると、ある日、隣の人との仕事量
の格差に圧倒される。当たり前のことが分からない人がいるのも不思議だ。金曜日の開放感。八月が始まって、ようやく夏らしくなった。
■2003年7月
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