表紙にもどる since1997.11.15
■2002.11.30
ぐずぐずしていたら、七時半だった。チーズ入りのフランスパンを温め、カフェオレを入れて、チンゲンサイ入りコーンスープをいただく。キーウイ入りのヨーグルト、柿を剥いてビタミンもたっぷり取る。九時過ぎに図書館に行き、新刊コーナーを覗いたが、欲しい本がない。代わりに【隆
慶一郎の世界 中島 誠】、【近松門左衛門集3 新編日本古典文学全集76】、【建礼門院右京大夫集/とばずがたり 新編日本古典文学全集47】を借りて来る。通
勤のお供に古典がいちばん合う。なぜか集中して読めるのだ。午後、本を読みながら午睡をする。夜、とり肉団子スープに白菜をたっぷり入れて、餅入りでいただく。ココア入りチーズケーキを焼いた。卵 2個、砂糖 大5、レモン 1個、クリームチーズ 1箱、ブランデー 小さじ1、ココア 大3。ケーキを焼くと家中に甘い香りが立ち上る。
■2002.11.29
月末なので一日、細かな仕事に追われていた。帰り道、肉の日なので品川の京急に寄ってみる。ここは良質の肉が手に入るので、最近、愛用している。ついでにポンパドールで、焼き立てのフランスパンを買って、帰って来る。夕方の方が、早朝よりずっと暖かだ。このところ、夜、家で過ごすことがなかったので、溜まった新聞を広げてゆっくりする。日比谷のいつも通
るショーウインドはもう、模様が変わっていた。都会は変化が目まぐるしいが、クリエイターたちにはよい刺激になる。
■2002.11.28
休暇を取ったので眩しいような朝が嬉しい。午後、新木場経由でビックサイトに向かう。イタリアデザインについてのセミナを聞き、そのままイタリアワインと食事を楽しむ。ガス入りの水はなじみのあるボトルで、飲み込んだ後、ガスが鼻にかかるのまで同じだ。イタリア料理にはそう感動しないが、この水は懐かしかった。イタリアの家具メーカは中小企業が多く、デザイナーは社長と電話一本で打ち合わせをすることができる。だから、優れたものをすぐに実用化することができるそうだ。日本と違い、流行に全員が左右されることはないから、昔ながらのやり方を貫いている人がいて、それとは別
にトレンドをすばやく吸収できる体制も持っている。見せてくれたスライドがみな先端の家具ばかりだったので、日本の聴講者から、質問が出た。もっと生活に密着した、たとえば家族揃ってワインを飲むのにふさわしい家具はないのか。それに対して、イタリアの個人の生活というのは自由で、みなが質を高める努力をしている、標準的な方向性というは出せないと回答した。個人主義というのが、日本人にはなかなか理解されていない。横並びの日本人と尖ったものが好きなイタリア人の違いが面
白かった。その後、神谷町で別の会合に出席、脳細胞を刺激される一日だった。
■2002.11.27
仕事をすませ、品川に出た。食事をすませ、渋谷に向かう。いただいたカクテルが効いてほろ酔い加減で道を歩く。渋谷には毎月出かけているのに、道玄坂も、公園通
りも関係なく、表参道に行ってしまう。渋谷のこちら側はむせ返るような熱気がある。なぜ、人は集まるのだろうか。夜会の席は前からニ列目だった。前回よりも明るさが加味されていて、安心してみられる。こんな前で見たのは初めてだが、迫力が違う。たっぷりと堪能して、半蔵門線、銀座線と乗り継ぎ、新橋経由で戻って来る。久しぶりに夜遊びしたので、眠い。
■2002.11.26
朝のうち小雨が降っていたが、東京に着いたら止んでいた。京葉線から見る海景色がすてきだ。まだ明け切っていない紫雲が水平線に広がって、不粋な工場の屋根の代わりに橋を描けば、そのままロンドンの絵になる。朝から新しいソフトを評価して過ごす。先月てこずったデータがきれいに出て嬉しい。本当は忙しいのだが、考えをまとめるために一日、データをいじって暮らす。帰りに品川の京急に寄り、食材を調達。閉館15分前の図書館に飛び込んで【風景によるセラピー ヘンリー・ディヴィッド・ソロー】、【ねむり姫がめざめるとき ロバータ・シーリンガー・トライツ】、【泉鏡花集 新日本古典文学大系 明治編】を借りて来る。
■2002.11.25
久しぶりの雨。午後に会合がひとつ、夕方、祖師谷に寄り戻って来る。待っていた便りが届き、ひとまず安心する。世の中はどんどん変わっていき、たまに変わらぬ
ものに出会うと新鮮な驚きがある。毎朝、丸の内仲通を通って通勤しているが、トラサルディとポールカのショーウィンドに飾られている洋服と小物を見るのが楽しみ。こちらは季節を先取りしているから、もうすっかり冬支度だ。東京フォーラムの中庭では毎日、枯れ葉を掻き集めている。広尾の散歩道にも何人も専任の枯れ葉集めの人がいる。そういう人たちと、挨拶して、地元っ子のように歩いているのだ。
■2002.11.24
一度猫に起されたが、また眠ってしまった。気が付いたら、七時半。今日も曇り空で頼りない天気だ。高倉まで野菜の買い出しにでかける。君津まで出て、鮮魚を買い、新舞子海岸まで足を伸ばす。海辺に小さな家が欲しい。歩いて海に行けるようなロケーション。波の音を聞いて、砂浜を歩くだけで心が落ち着く。夜、常備食を作り、明日に備える。今週も行事がいっぱいだ。
■2002.11.23
三宅坂まで歌舞伎観賞会に出かける。通
し狂言仮名手本忠臣蔵を、鴈治郎の上方風で一部二部通して見た。朝11時から夜9時までのたっぷり10時間。扇千景大臣も会場にいて、サインを貰い、ご挨拶する。退屈しないのは、仲間がいるから。久しぶりに同級生や知人が集い、華やいだ雰囲気の中で、芸談に花を咲かせる。大勢で見る歌舞伎がこんなに楽しいとは思わなかった。こちらは見ているだけで疲れるのだから、ずっと演技する役者はどんな大変だろうと想像する。
■2002.11.22
午前中にレポートをまとめ、午後、用賀までセミナに出かける。最近、田園都市線に縁がある。用賀タワーは27階で見晴らしがよい。休憩時間に部屋から出ると、展望台のように遠くの風景が見渡せた。いつも曇っているのが東京らしい。用賀から三越前、JR新日本橋と慌ただしく戻って来る。金曜日だというのに、明日は大切な行事があるので、夜更かしもせずに早めに休む。
■2002.11.21
午前中に仕事を済ませ、知人と昼食に出た。午後は五反田で別
の打合わせ。この町はとても不思議だ。山手線にあるのに、下町だし、一方で東京デザインセンターのような未来的な建物が似合う。帰りに品川に出て、食材を買って戻る。人と会うと何かしら発見がある。新しいことをするのに躊躇するようになったら、疲れているのだ。音楽サイトの忘年会のお知らせを貰う。年内、公私とこもに忙しそうだ。
■2002.11.20
楽しいこと、わくわくすることを考えながら暮らしている。この時期が実はいちばん忙しい。年内に終わらせることのできる仕事があるから、いまならなんとか頑張ればできると、集中してしまう。ずっと手付かずになっていた課題にようやく取り組む。構想を練るのが、また苦労もあるが楽しい。物事は始まるまでがいちばん楽しいのかもしれない。十二月のカレンダーがだんだん埋まって来た。寒い時期はは仲間が集って、わいわいと騒ぐのがいい。
■2002.11.19
ki.nuサーバを始めて五周年。ネットの世界は五年の付き合いが、数十年に感じられる。たくさんの友だちと出会えたことに感謝したい。記念日だというのに、仕事が忙しく、最後に調整が入ったりして、いつもより遅くなってしまった。夕方、ラビリンスによって、洋梨のタルトを受け取り、品川経由で戻って来る。頼んであった腕時計とワインセットが届いていた。これから始まる冬に備えて、ワインがあると食卓が賑わう。今週も予定が詰まっているが、毎日、しっかりと歩いているから風邪も引かない。楽しいことが待っていると思うと、締切も緊張があってよい。
■2002.11.18
月曜日はいつもの電車に乗らないと、混雑に巻き込まれる。電車を乗り継ぎ、広尾から会社までの散歩コースを楽しむ。年末休みまで、あと一月だ。制作物の納期もあるし、今くらいが一年でいちばん年末を意識する。充実した週末を過ごしたおかげで、気分は上々、よく遊ばないとよい仕事ができないのだ。帰ったら、頼んであった品物が届いていた。沖縄から戻った子どものために鯛飯を炊く。四人分でご飯4合、酒大さじ2杯、醤油大さじ1、塩小さじ1/2
、昆布を二枚敷いた上に鯛を載せ、上から千切りの葱、生姜を散らして圧力釜で弁が上がってから8分炊く。
■2002.11.17
高倉に出かけて、君津にも寄り、駆け足で戻って来て、藤が丘に向かう。途中、いろいろあったが、目的地のBBQパーティにたどり着いた。ご馳走をいただき、好きな話をして、防音室付きの地下室でセッションを聴く。去年も楽しかったが、新しいメンバが加わったおかげで、今年はもっと華やいでいた。一年経つと人も変わる。ここの居心地よい家は変わらないのが嬉しい。ごちそうは食べきれなくて、お土産付きとなる。家に帰って来てもパーティの続きがあって、いただいた本格サルサとタコスでわいわいと騒いだ。音楽仲間との語らいは本当に心を満たしてくれる。
■2002.11.16
上野でアートオフに参加する。初めての方とお話して、いっしょに展覧会を回った。やはり絵というものは、朝、元気のあるうちに見なければだめだ。疲れてくると感性が鈍くなって、感動も少なくなる。西洋美術館の常設展は、本当に見ごたえがあった。絵を描いてみたいという意欲が起きる。都美術館の日展も覗いてみた。こちらは日本画、西洋画、工芸美術、書道と分かれていて、点数も多く、ゆっくりと休む椅子もなくて、展示スペースが足りない。上野の森には美術展があちこちで開催されていて、さすが芸術の秋だ。
■2002.11.15
朝、修学旅行に出かける子どもを送りだす。洋服を片付けていたら、のんびりする間もなく、お昼になってしまった。休みの日は時間の経つのが早すぎる。お昼にサーモンフライを揚げ、それをレタスと挟んだ特製サンドイッチを作る。風邪ひきが多いので、野菜スープも用意する。三時にコーヒーを入れ、昨日のベリーケーキでおやつをいただく。夕方、そごうまで出かけた。花王のカウンターで肌診断をしてもらい、実年齢より若いと言われて嬉しくなる。基礎化粧品のサンプルも貰って来た。昔はデパートの化粧品売り場を敬遠していたが、プロから話を聞くとためになる。デパートの一階には手頃な値段の商品が並んでいるが、特にほしいものはない。五時になるのを待って、地下食品館で鮮魚と肉を買い求める。
鯵を三枚におろしてもらい、猫用に、あらも、頭もいただく。ポンパドールにも寄って来た。駅で家人に会ったのを幸いに、荷物を持たせる。刺身用の槍イカは新鮮ではらわたもきれいな色をしていた。
■2002.11.14
朝からお茶を飲む時間もなく集中して、課題を仕上げる。午後から急ぎの仕事が入って、それを片づけながらなんとか今週の予定を終わらせた。午後のコーヒータイムもなく、メイルを書き、手配をして忙しかった。夕方、ラビリンスに頼んであったベリーケーキを取りに行く。息子の誕生日なので、白金のケーキを持って千葉に帰る。木曜日なのに明日が休暇なので、わくわくする。明日は好きな本を好きなだけ読んで過ごそう。
■2002.11.13
サンプルCDの準備をし、宿題を片付けるための資料を集める。金曜日に休暇を取っているので、あと一日だ。来週の打合わせを一件決めて、午後、本来の課題に取り組む。休み前に始めた仕事を完成させるため、記憶を辿って情報を集める。夕方、白金高輪から春日まで歌舞伎を見に出かけた。義経千本桜、おもだかや一門が勢ぞろいして見事だった。
週中のこんな楽しみがあるから、仕事にも精が出せる。
■2002.11.12
南風の影響でとても蒸し暑い。朝から汗をかくほどだ。ラジオのフランス語会話を聞きながら、通
勤する。語学は反復練習だ。忘れていた単語を思い出す。午前中にセミナが一つ、午後、急ぎの仕事を片付け、本来の仕事に戻る。まだ、頭がうまく回転しない。溜まったメイルを見るとうんざりする。今週に完成しなければいけない仕事が、まだ、手付かずのままだ。帰り道、広尾まで小道はどこも明かりが点っていて頼もしい。夕暮れが早くなった。帰りの京葉線では冷房をしていたが、千葉に着いたら、ほどほどの陽気になっていた。暖かいので、すき焼き風の牛肉野菜煮を作る。
■2002.11.11
朝、目覚しの音が分からなかった。新しいウォーキングブーツを履いて、一週間ぶりに会社に出かける。午前中、レポートを作成し、午後は溜まったメイルを消して行った。会社の非日常的な雰囲気は嫌いじゃない。帰り道、品川経由でパンと食材を調達。思い荷物を下げて帰って来る。夜は特製麻婆豆腐を作った。山椒が足りなかったが、本格的な味に納得。夜、風が出て来て、外が騒がしい。疲れたので早く眠ることにした。
■2002.11.10
朝、高倉に向かう。野菜と卵、果物などを調達し、君津から新舞子海岸を目指す。晴れて海も青い、海日和の一日だ。遠くの横須賀の煙突が見える。帰って来て、少し休んで、家事をし、夕方、幕張に出かけた。毎日、たくさん歩くようになったら、ウォーキングブーツが欲しくなった。幕張のガーデンウォークは大人も楽しめる。帰って来て、船形漁港産のたかべを焼いてみる。淡白だが、味わいがある。鯵フライを作っていたら、縞猫がさっそくやってきた。わたしの休暇中、いちばん贅沢をしたのは、この二匹かもしれない。
■2002.11.9
朝、出かける家族を送り出し、九時過ぎに図書館に行く。新刊コーナーから、【子どもと大人が出会う場所 ピーター・ホリンデイル】、【本を読む少女たち シャーリー・フォスター&ジュディ・シモンズ】、【東山魁夷ものがたり 佐々木 徹】、【新編日本古典文学全集16 うつほ物語3】、【新編日本古典文学全集38 今昔物語4】、【新編日本古典文学全集73 近世和歌集】、【新編日本古典文学全集77 浄瑠璃集】を借りて来る。完全なる現実からの逃避だ。古典というアナザワールドを見つけた人は幸いなれ。お天気が晴れたり、曇ったりと頼りないが昨日よりは暖かい。読む本がたくさんあって、自分の時間もある幸せ。クラシック音楽を聴きながら、ページを捲る。明日もまだ休日だ。
■2002.11.8
海洋教室で船に乗るはずが、強風のため中止。モノレールに乗って、せっかく出かけたので、帰りは千葉みなとから歩いて戻って来る。途中、ポートタウンのレコード店でDVDを探し、本屋によって新刊をチェックする。遠回りして散歩していたら、引越した知り合いの事務所があった。さっそく挨拶に立ち寄る。時間がたっぷりあるので、午後、借りて来た本を読んで過ごす。頼んであった源氏物語研究集成 第十巻が届いていた。図書館で出会った本で、わざわざ買いたいという本に巡り合うのは稀だ。この本は日本の自然と和歌の神髄のようなものが散りばめられていて、読んでいて嬉しくなる。俳諧論とか、能楽論とか、大人になるとようやくわかる本がある。夜、ココアを作って飲んだ。千葉も寒い。
■2002.11.7
朝八時半に家を出て、半蔵門に向かう。昔愛用していた住友銀行は跡形もなくなっていた。国立劇場で知人と会い、頼んであった切符をいただく。ほぼ三十年ぶりに会う同級生は昔の面
影が残っていて、懐かしい。そのまま、渋谷に出て、美容室に入り、三時過ぎに終わって、渋谷の知り合いの事務所まで別
のチケットを届けに行く。お互いの近況について話し、そのまま、帰らずに水天宮まで出て、小藤屋のお煎餅を買って戻って来た。慌ただしい一日だが、やることを済ませたので気分がよい。夜、溜まった新聞を読んで過ごす。
■2002.11.6
朝、七時まで眠っていて目覚める。食後に犬の散歩に付き合って、寺岡付近を歩く。少し歩いていると身体が暖まって来る。友だちとは話すことが尽きない。昼ご飯を済ませると、もう帰る準備だ。夕方、16:00の便で成田に向かう。仙台空港にも土産コーナーがあって、買い忘れた牛たんなどを求める。混雑していないところがいい。成田空港から横須賀行きに乗って、家に戻る。千葉はさすがに暖かい。疲れたのか、とても眠い。お土産は好評だった。
■2002.11.5
成田発10:00の全日空で仙台に向かう。わずか一時間の空の旅だ。隣に席の方から、松島のレストラン旬海を教えていただく。空港には友だちが迎えに来ていて、さっそく松島に出発。晴れていて、でも肌寒い。探して、レストランを見つけ、旬海定食をいただく。海の幸が満載で美味しかった。その後、藤田喬平ガラス美術館
で芸術鑑賞する。文化勲章受章記念ということで、絵葉書も貰ってしまった。陳列品も多く、貸し切り状態で友だちとゆっくりとガラス工芸品を楽しむ。この方の作品はバタくさい。西洋人の憧れる日本というのを体現しているかのようだ。車に同乗して、泉区まで戻って来る。夕方、犬を連れて、散歩に出かけた。カエデの木が燃えるように赤く色づいている。あまりにきれいなので、落ち葉を拾ってノートに挟んで帰って来た。
■2002.11.4
今日もいいお天気。布団を干し、部屋の掃除をして、仙台行きのために真冬のコートを出す。エルトン・ジョンのyour
song を聴きたくなって、LPを掛けてみる。iTurn で探すと、インターネットラジオ局はたくさんあるが、聴き慣れた音楽がいちばん。この三連休はELPばかり聴いていた。弟家族が冬物の衣料を取りに来る。こちらは南国暮しだったので、冬支度がないのだ。急に寒くなりましたねと、義妹は言っていたが、これからもっと寒くなるとはいえなかった。夕方、夕陽がきれいなので叔母を呼んで、二人でベランダから眺める。太陽が沈む前の輝きは一瞬だが、そのときを共有すると嬉しくなる。お客さまがいるので、冬瓜を煮て、海老を入れてあんかけにする。
■2002.11.3
朝、フレンチトーストをいただき、館山に向かう。あちこちでどっさりと買い物をした。新鮮な野菜と花、魚の他に寿司桶や耐熱容器などの台所用品も入手する。明日がまだ休日なので、鯵の塩焼き、フキの甘露煮、ひじきと厚揚げの煮物、やつがらしなど田舎料理を並べて、のんびりする。高砂の叔母が遊びに来ていて、久しぶりでゆっくりと話しをした。
■2002.11.2
朝一番で図書館に出かけ、【藤田喬平のガラス】、【近松世話悲劇 白倉一由】、【決定版完訳グリム童話集3 筑摩書房】、【フォンターネ 北の海辺】を借りて来る。この中から好きな本を選んで、午後を過ごすのがいちばんの贅沢だ。ELPのLadies
& Gentlemen を聴きながら、家事をする。モロッコ土産に頂いた乾燥ミントを熱湯に浸して、液を抽出する。これを濃いめに出したミルクティーに混ぜていただくと爽やか。お天気がよいと、気分も明るくなる。猫を日なたに置いた椅子に載せたら、さっそく身体を丁寧に舐めて、寛いでいる。それを見ているとこちらも、楽しくなる。午後、本を読みながら午睡した。秋の夕暮れは早い。くもの切れ目から紫色の太陽が輝いているのを見ていたら、すぐに暗くなった。夜、クリーニング店に預けてあった夏物の衣類を仕舞う。いよいよ、本格的な冬の訪れだ。
■2002.11.1
朝から連絡を取り、原稿の確認をする。午後に打ち合わせが一つ、再度調整が入って、なんとか完成する。夕方から、もう一つの仕事を始め、久しぶりに八時過ぎまで会社に残って仕上げる。明日からは一週間の休暇だ。昔、海外旅行に出る前、このくらいの日程で仕事をこなしていたことを思い出す。雨降りの一日だったのに、不思議と雨に会わなかった。さすがに夜道を広尾まで歩く元気はなくて、新橋までバスに乗り、帰って来た。三連休はお天気もいいらしい。通
勤のお供にフランス語を聞いて、ローマの歩き方を読む。これって海外旅行の禁断症状だろうか。
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