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■2002.1.31
朝から、仕事に専念して一月の課題を全部完了させた。こういうときは、休息する暇もなく集中している。明日からは新しい仕事が待っているので、ひと安心だ。夜、有楽町の朝日マリオンで綾戸智恵さんのジャズライブを聴く。歌声も素晴らしいが、ピアノの弾き語りが感動的。生の音楽というものは心に響く。
■2002.1.30
毎日、決まった時間に起きていつもの電車に乗って往復している。仕事が一段落して、ふと旅心に誘われたりする。地下鉄を乗り継いでいると、遠くに行く電車はないから、隣のホームから青森に行くなどという発想が生まれない。そういう意味で品川駅はかなり危険だ。週中なので、早寝をして身体を休めようと思った。
■2002.1.29
風邪ひきが多い。会社でもみな順番に罹っている。いつもは他人事のように見ていたが、今年はすでに二日も休んでしまった。健康というのは、自分の限界を知ることと、毎日身体を鍛えることで生まれると思った。とはいうものの運動は嫌いなので歩くことにしているが、景色がよくないとめげてしまう。いまの通
勤コースは早朝の丸の内なので気持がよい。仕事というのは相手がまともでないと疲れる。同じようなやりとりばかりで少しも前に進まない。夜、ヨーグルトケーキを焼いた。
■2002.1.28
朝の楽しみは、通勤経路をいろいろと試してみること。白金高輪からの道を変えてみたら、家並みが違う。朝の爽やかな頭に狭い路地ばかりは鬱陶しいと思っていたら、広い道もあるのだ。月曜の朝は、レポートをまとめ、対策を講じる。課題を一つ今週中に終わらせ、再編成と進もう。籠って仕事をしていると、歩くのが楽しい。月曜日は、のんびりと新聞を読んで、デザートに自家製ケーキをいただく。
■2002.1.27
朝五時頃、稲妻と落雷で目覚める。思わず季節はいつだろうかと、自問する。
ホットケーキを食べ、高倉に向かう頃には小雨になっていた。いつもの八百屋さんにお願いして、玄米を分けてもらう。ここのお米は美味しいのだ。今年から、一日と十五日にはお赤飯を炊こうと決めた。毎日の暮らしにただ流されるのではなく、季節を感じさせるものを登場させよう。雪やなぎと五分咲きの梅、それに菜の花という組み合わせを買って、玄関に飾る。梅の香りがすてきだ。展覧会の絵を見ながら、ココア風味のパウンドケーキを焼く。卵3個を白身から泡立て、卵黄も泡立てて混ぜる。ここに牛乳60ccを加え、砂糖大さじ5杯、ブランデイ茶さじ3杯、ココア大さじ4杯に、溶かしバター80gを加えて混ぜる。ホットケーキミックス150gを木べらで滑らかになるように混ぜて、型にいれて焼く。焼く前に液体チョコレートを混ぜて掻き回すとマーブルの模様が出る。膨れるので型の八分目くらいになるように注意する。オ−ブントースタで250wで15分、500wで5分、250wで20分くらいして楊子を差してみて、付かなければでき上がり。ロッド・スチュアートを聴きながら、掃除をしていたら捗る。
■2002.1.26
薄日が差しているが寒い。天気が崩れないうちに、クリーニング屋に立ち寄った。猫が寒いのか、二匹寄り添ってソファーに寝ている。こんな日は熱々のチーズグラタンとクリームコーンスープが合う。ついでにチーズケーキも焼いた。夜、なぜか氷の世界が聴きたくて、LPを取り出す。心もようをいっしょに歌って、あの頃と今とどちらが幸せだろうかと思う。ボウイのスターダストも懐かしく聴く。LPは独特の叙情がある。手間のかかる分だけ、真剣に素直に聴けるようだ。外は激しい雨が降っている。
■2002.1.25
お願いしていた原稿が早くでたので、仕事が捗る。日頃のチームワークが大切なのだ。嬉しいが、あまり根を詰めないように休み休み仕事をする。夕方には心地よい疲労に包まれた。金曜日は回り道して、メゾンカイザーのクロワッサンを買って帰る。今日は美味しそうなタルトも包んでもらった。途中に知らないレストランを発見。白金にもお店を開拓しなくちゃ。小さなことで幸せを感じながら生きていかないと、続かない。寒いので白菜と豚肉の鍋にする。最後に卵雑炊にするのを忘れていた。みんなでタルトを頬張る。
■2002.1.24
寒い朝だった。早足で歩くと気持がよい。今の通勤コースは程よく空いていて、本も読める。ここ何週間か悩ましかったことが、解決の方向に動き始めた。物事には時がある。こうやって一つづつ完了していくとやりがいがある。歯の治療が終わったので、木曜日は優雅だ。海老の卵スープを作る。料理も余裕がないと気分転換になれない。志賀直哉の未公開稿はなかなか面
白い。完成したものよりも途中の苦労が分かるので共感を呼ぶ。
■2002.1.23
頑張ったり、努力したりするのが大嫌いなのに、気がついたら時間に追われた暮らしをしていた。課題を一つ仕上げ、午後三時に帰宅する。この時間帯はどこも携帯電話を持った高校生が多い。もっと勉強しておかないと後で後悔するよ、と声を掛けたくなる。今でも本を読むのは大好き。活字中毒気味。毎日が何か発見がないと退屈で死んでしまう。仕事に追われている分には、参っても退屈はしないから、それはそれで相応しいのかもしれない。ヒレカツの衣に乾燥パセリを混ぜてみた。これもなかなか美味。
■2002.1.22
ブレークスルー思考を読んでいるが、なかなか勉強になる。豊富なケーススタディが載っているので、起業家としての参考書になるのではないか。自分の組織と較べてどう違うのか、興味深い。昨日できなかったcssがようやく見えるようになった。システム設定が違っていたらしい。締切が迫っているのでいつものように、みなさまにお願いすることにした。何でも抱え込まないようにして、課題を完了させよう。
■2002.1.21
激しい雨だった。一日オフィスに籠って仕事する。やることはたくさんあるのに下準備の段階だ。ここを切り抜けられると次に進める。バスが来ないので白金高輪まで歩いて東京駅から帰る。館山、安房鴨川間は大雨のため不通
。夕食に自家製鯵の一夜干しをいただく。新鮮な鯵に一塩しただけなのに美味。
■2002.1.20
館山まで出かけて、一日過ごす。朝は寒かったが、次第に弛んで来た。頼まれた洋服を探し、自分用にウールのジャケットを買う。昔のように、買い物をすることはなくなったが、それでも洋服を見るのは好き。それを着た自分をすてきな場所に置いてみる。本当はそんな晴れやかな場はそうはないのだが、春を感じさせる色使いには心が動く。鯛を求めて刺身にする。細みの大根を皮を剥いて輪切りにし、器に丸くなるように並べて醤油とお酒で味を付ける。器の真ん中には柚子の切ったものを置くが、今回はレモンで代用してみた。江戸時代の漬け物だそうだ。翌朝にはもう味が染みて食べられる。典雅な味がする。
■2002.1.19
図書館に行き、【ブレークスルー思考 ハーバード・ビジネス・レビュー・ブックス】、【志賀直哉全集 補巻1 岩波書店】、【志賀直哉全集 補巻2 岩波書店】、【ドルバック 自然の大系II 法政大学出版部】を借りて来る。午後は久しぶりに読書三昧の日だった。夜、寒くて元気がないので早寝する。
■2002.1.18
午前中に会合がひとつ、午後も忙しい。なんとか課題を済ませ、週末を迎える。帰り道、メゾンカイザーまで歩いてクロワッサンとバゲットを求めた。仕事を終えた後の開放感は金曜日だけに、ひとしおである。体調がまだ十分でないので、夜更かしもせずに早寝する。
■2002.1.17
昨日の続きで新しいページを修正し、ようやく夕方、新製品リリースを発表する。引き続き、細かな変更があるだろうが、スケジュール通
りにできたので嬉しい。明日はまた、もう一つの課題に挑戦する。会社の知人が、今月末で辞めることを聞き、寂しくなる。丸の内ミクニが3周年記念メニューを出しているので、ここでお別
れ会というのも粋でいい。落ち込んだときは美味しいものを食べ、話をするのがいちばんだ。
■2002.1.16
午前中に会議が二つ。午後、気にかかっていた仕事がほぼ完成し、あとは最終チェックを待つだけになった。スケジュール通
りに仕事が進むと達成感がある。狭衣物語を通勤のお供にして、しばし幽玄な世界に遊ぶ。夕方、少し雨が降った。パティオスの件で内装工事を依頼する。こちらは新しい業者でうまくいっているようだ。
■2002.1.15
休み明けはレポートを作り、課題を片付ける。休み明けなので勢いがある。夜、歯科の女医さんと祖師谷のイタリアンで食事会。話すことがたくさんあって時間が足りないくらいだった。治療も無事終了してほっとしている。これからは一月に一度お邪魔するつもりだ。11時前に家に着き、ゆっくりしていたら12時になって、慌てて休む。ゆっくり食事したのですっかり週末モードになっていた。
■2002.1.14
新春の歌舞伎見物に三宅坂まで出かけた。復活狂言の小春穏沖津白波で、菊五郎がやたらと格好いい。黙阿弥の台詞の美しさ、白波物の気風のよさ、江戸の庶民に成り変わり、早春の一日を楽しんだ。幕間の時、富司純子さんが知人と立ち話をしているのを見かけた。昔からきれいな人だが晴れやかな笑顔が役者の妻だと思った。夜、チーズケーキを焼く。
■2002.1.13
白山の美容院に出かける。髪型を少しだけ変えてみることにした。二時間余りで終了したので、ミクニカフェに寄ってクロワッサンとバゲットを買って帰る。帰りは京葉線に乗って海を見ながら小旅行。三連休のせいかTDLの駐車場は満車状態。休日の過ごし方にはいろんな型があるのだと思う。遅い昼食を取り、部屋の掃除を済ませた。休日が三日あるとずいぶんゆとりが生まれる。夕方、幹事会の打ち上げに出席。千葉市内なので歩いて出かける。帰りも15分もあれば家に着くので地元は便利だ。
■2002.1.12
ホットケーキにメイプルシロップを掛けて朝食にする。図書館に出かけて【GA
HOUSES SPECIAL 世界の住宅】、【幸田文全集 第15巻 岩波書店】を借りて来る。暖かな日射しが心地よい。食材の買い出しに出かけて、魚を大量
に買い込み、鰯団子や烏賊めしを作る。夕方、忘れていた夏物の洋服を取りに行った。三カ月も預けたままにしていたのだから、呆れてしまう。夜、久しぶりにヨーグルトケーキを焼く。松田美智子さんのレシピに従った、これまでになく上出来だった。
■2002.1.11
週末を前に仕事がひととおり片付いたのでほっとしている。二日間休息したので効率的に仕上げることができた。狭衣物語を読みながら、暖房の効き過ぎた快速電車に乗っている。千代田線では、代々木上原から地下に潜ると、暖房を停止したり、小田急ではドアの解放部を減らしたりして暖房効果
を上げているのに、JRは混雑した列車に汗が出るくらい暖房している。今年の冬は例年に較べて寒さが厳しいようだが、歩いているせいか、それほど寒さを感じない。歯の治療ももうすぐ終わる。乃木坂から経堂までの準急のおかげで混雑もなく通
うことができた。
■2002.1.10
会社に出ると仕事が待っている。締切の近い仕事からこなして、よく働いた。暖かな日で嬉しい。品川回りでゆったりと帰って来る。久しぶりに家族揃って夕食を取る。
■2002.1.9
熱が下がらないので、今日も休むことにした。食欲は少しある。お粥に梅干しと、大根の煮たものをいただき、また眠る。年末年始と元気に飛び回っていて油断したのがいけなかったのだろうか。気分転換に図書館に出かけて本を借りて来る。【源氏物語の背景 研究と資料 紫式部学会編】、【渡部昇一小論集成 上 大修館書店】、【渡部昇一小論集成 下 大修館書店】、【狭衣物語 巻3〜4 新編日本古典文学全集】、【幸田文全集 第16巻 岩波書店】。少しページを捲って疲れるとまどろむという生活は今のわたしに似合っている。熱もだいぶ下がったので、明日からは平常に復帰できるだろう。
■2002.1.8
朝起きたら、頭が痛い、吐き気がする。とても外出する元気がないので、お休みを貰い、医者に行く。咽が腫れて風邪だそうだ。食欲がないので、リンゴをすったもので命を繋いでいる。疲れているのか、いくらでも眠れる。外はすごい風が吹き捲くっていて、家にいられる幸福を感じる。
■2002.1.7
久しぶりに会社の仲間が揃って新年の挨拶を交わす。とても寒い一日だった。年度の始まりは新しいフォルダを作ったり、年間報告をまとめたりと忙しい。劇的な変化が予想される一年の始まりだ。家から一歩出ると時間の使い方がうまくなるような気がする。
■2002.1.6
穏やかな日射しの中、館山に出かける。毎年、安房神社で破魔矢を購入しているので、松の内に初詣ができてよかった。昨日、風が強かったせいか、空気が澄んでいて遠く富士山がくっきりと見える。海の裾野に広がる富士の姿は絵のようだった。新鮮な野菜と魚をたっぷり求めて家路に着く。これでお正月も終わりかと思うとちょっぴり寂しい。
■2002.1.5
昼過ぎに小雨が降って来た。千葉市で高校の同期会が開かれる。歩いていける場所なので嬉しい。懐かしい顔、見知った顔と会い、話しをして別
れる。新しい企画を提案して賛同をもらった。今年はただ楽しく集まるのではなく、勉強会を開催しようと思っている。また新しい出会いがあるだろう。二度と会うことがないと信じていた同級生と親密に付き合いが始まるのも、予めきめられた運命なのかもしれない。一度に大勢の人と話す機会も珍しいので、夜もなかなか寝つけなかった。
■2002.1.4
仕事始め。出勤している人はとても少ない。電車も空いていた。いつものように朝早く出かけて、宿題を済ませる。三時過ぎに早退して、白金高輪、三田乗り換えで人形町に向かう。初詣はまだしていないが、新春の賑わいを感じられるところに出かけたかった。黄金芋と小藤屋のお煎餅を買う。帰りは、浅草橋経由でJRに乗った。都営一日券の旅もこれでおしまい。大江戸線はやはり楽しい。
■2002.1.3
朝から同期会の名札や出席リストの整理を始めた。これがやたらと楽しい。休みの間は頭は使わないし、暇すぎるのだと思う。午後、写
真の整理を始めたら、昨年6月にカナダで取った写真集が出てきた。この頃は海外に出かけるのになんの不安もなかった。世界が変わってしまった気がする。正月三が日の最後は、ちらし寿司を作って締めくくる。お餅も完売したし、用意した料理はなくなった。食後の杏仁豆腐がヘルシーで美味。今夜もZEPを聴いて夜を過ごす。
■2002.1.2
朝、目を覚ましたら九時半だった。どこにも出かけず、ぼんやりと一日過ごす。朝からワインを傾け、休日モードに入る。昼過ぎから曇って、その後激しい雨が降って来た。お節が飽きた家族のためにタコを炒めたものや、特製親子丼を作った。玉ひで風なでき上がりに満足する。夜、 映画館に行きたいと思ったが、寒すぎるのでパスした。ZEPを聴いて夜を過ごす。
■2002.1.1
薄日が差している。一年の始まりは、頼りない太陽がときおり顔をのぞかせるだけだ。新年なので新しいランチョンマットを下ろした。白ワインで乾杯し、ZEPを朝から聴いている。何もすることがない一日はゆったりと過ぎていく。お節の代わりにスモークサーモンとスライスオニオン、餃子スープ、大根の煮もの、きな粉餅をいただく。夕焼けが淡くて水彩
画のように美しい。夜、バングラディシュのコンサートを見て、ジョージの冥福を祈る。
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