since1998.9.26Count.cgi

▲四都物語・表紙にもどる
真由美のウィーン案内 その2●
ホテル
国立オペラ座を楽しむなら、ホテルは Sacher 道一本渡るだけで到着する。このSacherの脇にチケットショップを発見。ウインドにチケットが張り出されているので、ふらりと来てここで気に入ったものを購入することもできる。
ウィーン・フィルを楽しむなら、Imperialが最高。このふたつのホテルは、市電(トラム)で10分くらいの近さなので、もちろん行き来できる。


  ホテルザッハ

【不思議の国ウィーン・その1】

ウィーンのマクドナルドは、カフェと同じくらいに派手で金色と赤で飾り立てている。華麗なカフェの建物の中にあのMマークが付いているのを見るのは楽しい。ただし料金は少し高めだということだ。
ウィーン子たちにとって、マックに行くのはおしゃれなことらしい。

 ベートゥーベンの像

食事どころ
ウィーン市内にはレストランが点在しているので、観光の場所に合わせて、レストランを選ぶと効率的。
中華: なぜかウィーンには中華料理店が多い。夜は割高なのでランチを食べるのが正解。
【蓬莱閣 Formosa Pavillon】: ランチが手頃(1,000円程度)、日本語のウィーンガイドをくれる。隣は日本料理店。シュテファン寺院のそば。フィガロハウスの散策後に便利。
【楽口福 Happy Buddha】: ランチ・バイキング(1,000円程度)がいろいろ選べておいしい。落ち着いた雰囲気でお薦め。ハイドン博物館の近く。


ウィーン料理: とにかく量が多い。
【ピュルストナー Purstner】: gold の看板。Wiener Schnitzel 大判の薄切り仔牛のカツレツがおいしい。

【不思議の国ウィーン・その2】

ウィーンの交通機関には切符のチェックがない。切符なんていらないという甘い考えも持ちたくなる。だが、突然嵐のような検札がやって来るのだ。二人組で、皮ジャンを着てするどい目付きをしている。ひとりが出口を見張っていて各自の切符を確認し、無賃乗車者を見つけると警察みたいに引っ張って行った。ウィーンカードを持っていたわたしたちは、オーケーと言われただけ。あの真面目そうな、だが切符が見つからなかったお兄さん、身分証明書を取られて連れて行かれたが、どうなったのだろうか。

お手軽市内観光
ウイーンの旧市内はそんなに広くない。どこからでもいいから、U2のトリムに乗ってリンク(旧市内)を一周してみよう。時間は30分くらい掛かるが、見慣れた景色で止まって観光を始めよう。よく分からないなら、二周くらいしても楽しい。町の概観、ランドマーク【オペラ座・ブルグ門・自然史博物館・市庁舎・ウィーン大学など】をしっかりと覚えてしまうと、その後が楽だ。観光の要所はほとんどがここに集まっている。 

【不思議の国ウィーン・その3】

ウィーンのカフェでは、コーヒーを頼むと水とスプーンが銀のお盆に乗って付いてくる。新聞は木のとじ枠に留められて、何紙も用意されていた。ウィーン子たちはここで何時間もねばるらしい。でもカフェは早朝から開いてなく、だいたい八時くらいからオープンする。ゆっくりと朝から何紙もの新聞を見ている人たち、働いているのだろうか。中年のひとを何人も見かけたが、覇気が感じられない。一度だけ、ケーキ屋のコーナーで朝食をとったが、となりに聖職者たちがいて、きびきびした仕種がすてきだった。あれは出勤前のひとときだったと思う。ケーキ屋さんの前が広場になっていて、その片側に確かに教会があった。


  ヨハンシュトラウスの像

【不思議の国ウィーン・その4】

ウィーンでは、ドイツの放送が聞ける。言語が同じといってしまえばそれまでだが、アナウンサーのスタイルがほぼ同じで、ドイツの影響をより多く受けている気がする。乱暴な言い方をすれば、ドイツの中のもうひとつの県くらいの感覚だ。パプスブルグ家の支配がいまなお濃く、影を落としているのかもしれない。

参考資料: 簡単なオーストリアの歴史ウイーンの文化


▼その3に進む
▲その1にもどる
▲四都物語にもどるニューヨークウイーンフィレンツェローマ